[ 展覧会 ]
2020-07-23 〜 2020-10-18
兵庫県
神戸市埋蔵文化財センター 夏季企画展 骨が語る昔ばなし
permalink : https://sitereports.nabunken.go.jp/event/455
1.展覧会概要
遺跡の発掘調査で出土する資料は土器や石器などの製品だけではありません。ときには獣や魚などの動物遺体が出土することもありますし、もちろんヒトの骨=「古人骨」もその例外ではありません。人骨を詳しく調べてみると、その人の性別や亡くなった年齢、身長、そのほかどのような生活習慣を持ち、何を食べていたのか、どんな病気を患ったのかといった個人情報が分かることもあります。これらの情報と、骨が出土した遺跡を含めた周辺の遺跡情報を合わせることで、当時の人々を取り巻く社会や生活の様相を、より詳しく知ることができます。
今回の企画展では、実際に遺跡から出土した人骨を「病気と健康」「社会生活」「戦い・争い」「埋葬されなかった人びと」の4つのテーマに分けて展示し、昔の人々の社会や文化に触れてみたいと思います。
骨が語る昔ばなしに、耳を傾けてみましょう。
2.休館日
7月27日(月曜)
8月3日(月曜)・8月11日(火曜)・8月17日(月曜)・8月24日(月曜)・8月31日(月曜)
9月7日(月曜)・9月14日(月曜)・9月23日(水曜)・9月28日(月曜)
10月5日(月曜)・10月12日(月曜)
3.入館料
無料
4.展覧会の構成と主な出品資料
プロローグ~骨が語ってくれる自分のこと~
:先天的基礎情報「性別」「年齢」「体格」について。
・近世墓出土人骨(兵庫区兵庫津遺跡:江戸時代)〔神戸市〕
Ⅰ.「病気と健康」新方遺跡出土人骨
:人骨に見える病変や、食性による変化。
・新方13号人骨(西区新方遺跡:弥生時代)〔神戸市〕(右写真)
・埴輪棺埋葬人骨(垂水区舞子浜遺跡:古墳時代)〔神戸市〕
・近世墓出土人骨(京都市伏見城跡:江戸時代)〔京都市埋蔵文化財研究所〕
Ⅱ.「社会生活」
:生業や日常生活がもたらす骨変化。
・新方8号、12号人骨(西区新方遺跡:弥生時代)〔神戸市〕
・埴輪棺埋葬人骨(垂水区舞子浜遺跡:古墳時代前期)〔兵庫県立考古博物館〕
・堀内埋葬人骨(大阪市大坂城跡:安土桃山時代)〔大阪府文化財センター〕
Ⅲ.「戦い・争い」四分遺跡出土人骨
:戦いや争いによる骨損傷を紹介。
・新方1号、3号人骨(西区新方遺跡:弥生時代)〔神戸市〕
・土壙墓埋葬人骨・同左出土石鏃(橿原市四分遺跡:弥生時代)〔奈良文化財研究所〕(右写真)
・木棺墓出土人骨写真(西区玉津田中遺跡:弥生時代)〔兵庫県立考古博物館〕
・斬首人骨頭部(大阪市大坂城跡:安土桃山時代)〔大阪府文化財センター〕
Ⅳ.「はか(墓)ない骨たち」
:通常の埋葬ではない状況で出土した人骨を紹介。
・井戸出土人骨、同左復顔像(天理市長寺遺跡:弥生時代)〔天理市教育委員会〕
・環濠出土下顎骨(兵庫区大開遺跡:弥生時代)〔神戸市〕
エピローグ~骨が語らない昔ばなし~
:骨だけでは分からない歴史。
・明石人骨 寛骨レプリカ(明石市西八木出土:旧石器時代)〔明石市〕(右写真)
コラム:「江戸時代の墓参り文化」
・近世墓(梅田墓)調査風景写真(大阪市大深町遺跡:江戸時代)〔大阪市文化財協会〕
5.関連イベント
〇講演会 “骨考古学、および片山流「身体史観」”
日 時:9月20日(日曜日)14時00分~15時30分
講 師:片山 一道 氏(京都大学 名誉教授)
会 場:神戸市埋蔵文化財センター 研修室
要申込、抽選50名(応募の詳細は当センターHPで)
〇展示解説およびバックヤードツアー
日 時:7月25日(土曜日) 、8月9日(日曜日)
各日10時30分~11時30分・14時00分~15時00分
6.協力機関
明石市教育委員会、(公財)京都市埋蔵文化財研究所、(一財)大阪市文化財協会、
(公財)大阪府文化財センター、天理市教育委員会、(独法)奈良文化財研究所、兵庫県立考古博物館
遺跡の発掘調査で出土する資料は土器や石器などの製品だけではありません。ときには獣や魚などの動物遺体が出土することもありますし、もちろんヒトの骨=「古人骨」もその例外ではありません。人骨を詳しく調べてみると、その人の性別や亡くなった年齢、身長、そのほかどのような生活習慣を持ち、何を食べていたのか、どんな病気を患ったのかといった個人情報が分かることもあります。これらの情報と、骨が出土した遺跡を含めた周辺の遺跡情報を合わせることで、当時の人々を取り巻く社会や生活の様相を、より詳しく知ることができます。
今回の企画展では、実際に遺跡から出土した人骨を「病気と健康」「社会生活」「戦い・争い」「埋葬されなかった人びと」の4つのテーマに分けて展示し、昔の人々の社会や文化に触れてみたいと思います。
骨が語る昔ばなしに、耳を傾けてみましょう。
2.休館日
7月27日(月曜)
8月3日(月曜)・8月11日(火曜)・8月17日(月曜)・8月24日(月曜)・8月31日(月曜)
9月7日(月曜)・9月14日(月曜)・9月23日(水曜)・9月28日(月曜)
10月5日(月曜)・10月12日(月曜)
3.入館料
無料
4.展覧会の構成と主な出品資料
プロローグ~骨が語ってくれる自分のこと~
:先天的基礎情報「性別」「年齢」「体格」について。
・近世墓出土人骨(兵庫区兵庫津遺跡:江戸時代)〔神戸市〕
Ⅰ.「病気と健康」新方遺跡出土人骨
:人骨に見える病変や、食性による変化。
・新方13号人骨(西区新方遺跡:弥生時代)〔神戸市〕(右写真)
・埴輪棺埋葬人骨(垂水区舞子浜遺跡:古墳時代)〔神戸市〕
・近世墓出土人骨(京都市伏見城跡:江戸時代)〔京都市埋蔵文化財研究所〕
Ⅱ.「社会生活」
:生業や日常生活がもたらす骨変化。
・新方8号、12号人骨(西区新方遺跡:弥生時代)〔神戸市〕
・埴輪棺埋葬人骨(垂水区舞子浜遺跡:古墳時代前期)〔兵庫県立考古博物館〕
・堀内埋葬人骨(大阪市大坂城跡:安土桃山時代)〔大阪府文化財センター〕
Ⅲ.「戦い・争い」四分遺跡出土人骨
:戦いや争いによる骨損傷を紹介。
・新方1号、3号人骨(西区新方遺跡:弥生時代)〔神戸市〕
・土壙墓埋葬人骨・同左出土石鏃(橿原市四分遺跡:弥生時代)〔奈良文化財研究所〕(右写真)
・木棺墓出土人骨写真(西区玉津田中遺跡:弥生時代)〔兵庫県立考古博物館〕
・斬首人骨頭部(大阪市大坂城跡:安土桃山時代)〔大阪府文化財センター〕
Ⅳ.「はか(墓)ない骨たち」
:通常の埋葬ではない状況で出土した人骨を紹介。
・井戸出土人骨、同左復顔像(天理市長寺遺跡:弥生時代)〔天理市教育委員会〕
・環濠出土下顎骨(兵庫区大開遺跡:弥生時代)〔神戸市〕
エピローグ~骨が語らない昔ばなし~
:骨だけでは分からない歴史。
・明石人骨 寛骨レプリカ(明石市西八木出土:旧石器時代)〔明石市〕(右写真)
コラム:「江戸時代の墓参り文化」
・近世墓(梅田墓)調査風景写真(大阪市大深町遺跡:江戸時代)〔大阪市文化財協会〕
5.関連イベント
〇講演会 “骨考古学、および片山流「身体史観」”
日 時:9月20日(日曜日)14時00分~15時30分
講 師:片山 一道 氏(京都大学 名誉教授)
会 場:神戸市埋蔵文化財センター 研修室
要申込、抽選50名(応募の詳細は当センターHPで)
〇展示解説およびバックヤードツアー
日 時:7月25日(土曜日) 、8月9日(日曜日)
各日10時30分~11時30分・14時00分~15時00分
6.協力機関
明石市教育委員会、(公財)京都市埋蔵文化財研究所、(一財)大阪市文化財協会、
(公財)大阪府文化財センター、天理市教育委員会、(独法)奈良文化財研究所、兵庫県立考古博物館
主催神戸市文化スポーツ局文化財課
連絡先
神戸市埋蔵文化財センター〒651-2273 神戸市西区糀台6丁目1 西神中央公園内
TEL 078-992-0656 FAX 078-992-5201
(神戸市営地下鉄「西神中央駅」下車 南に徒歩8分)