関東地域の古墳時代の竪穴鍛冶遺構
内山 敏行
古墳時代の関東地域の竪穴鍛冶遺構を検討する。「森戸類型」と「中田類型」に分類し、森戸類型を住居兼鍛冶工房、中田類型を専用鍛冶工房と考える。新郭遺跡のSI-34を含めて、関東地域では多くが前者に属し、集落の一般的な需要に応じる鍛冶工人が住居内労働を行った住居兼作業場と考えられる。
内山敏行 1998「関東地域の古墳時代の竪穴鍛冶遺構」 『新郭古墳群・新郭遺跡・下り遺跡』栃木県埋蔵文化財調査報告
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/63832