弥生時代の大型土坑 東海地域を中心として
蔭山 誠一
弥生時代の尾張地域の遺跡においてよくみられる大型土坑について、形態や埋土の特徴から、その機能の主体を生活道具類の廃棄と考え、遺跡中では居住域に多く、墓域に少ないことを明らかにした。さらに阿弥陀寺遺跡の事例から大型土坑が竪穴住居の周囲10m程の範囲に掘られ、被熱痕跡がある埋土の土坑が竪穴住居群の間の空閑地に多いことを推定した。また東海地域の弥生時代~古墳時代前期前半にかけての遺跡にみられる大型土坑についても分析し、尾張地域における占地と同様な特徴を確認した。東海地域では沖積微高地に立地する遺跡において多くの大型土坑が掘られ、弥生時代後期~古墳時代前期初頭の遺跡に少ない傾向を指摘した。
NAID :
都道府県 :
愛知県
時代
弥生
文化財種別
考古資料
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
考古学
テーマ
他の電子リソース :
総覧登録日 :
2021-11-26
wikipedia 出典テンプレート :
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