三本松遺跡出土の土器埋設遺構について
川添 和暁
平成13 年度に刊行された『牛牧遺跡』のなかで、縄文晩期土器棺墓の検討に対して、遺構としての検討を行う視点での報告を行った。今後、縄文時代後期の「埋設土器」をはじめとする土器埋設遺構に関して、比較検討をする必要性が生じてくる。そのための基礎データーを蓄積するための一視点を提示したい。なお、この小論では、すでに報告がなされている遺跡に対して、どこまで埋納形態・過程を検証することができるのか、という一事例でもある。