建物方位でみる西三河の古代集落
永井 邦仁
西三河地域の矢作川流域の段丘上では、竪穴建物主体の集落が、7世紀代に入ってから一気に拡大する傾向にある。小論では、集落を構成する建物の主軸方向を鍵に、建物群の分析を試みる。そして7世紀後半を中心とする時期に、それ以前とは異なる建物の方位規制が一部の集落に持ち込まれたと想定する。
永井 邦仁 2001「建物方位でみる西三河の古代集落」 『研究紀要』
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/22451