ヴイテ・レーウ号積載の芙蓉手磁器について -17世紀初頭におけるV.O.C.交易-
A Study on Kraakporcelain of the Wrecked Duch East Indiaman ”The Witte Leeuw”
岡 泰正
( Oka Yasumasa )
本稿は1613年にセント・ヘレナ島ジェームズ湾で沈没したオランダ東インド会社商船の積荷引き揚げのドキュメントを訳出し,その工芸史上の意義をを考察したものである。その沈没船の歴史的背景とたどった航路を紹介し、くわえて17世紀初頭の芙蓉手という中国磁器輸送の貴重な基準例と位置づけ、日本出土の芙蓉手との関わりを指摘している。
岡泰正 1987「ヴイテ・レーウ号積載の芙蓉手磁器について -17世紀初頭におけるV.O.C.交易-」 『神戸市立博物館研究紀要』
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/19854