考古学研究会第69回総会・研究集会報告 骨角製漁具の伝播と受容―漁具の分布をどう解釈するか―
The spread and adoption of fishing tools made of bone and antler: How can we interpret the distribution of fishing tools? T
高橋 健
( TAKAHASHI Ken )
東日本における縄文晩期と続縄文・弥生文化の骨角製漁具(銛頭,釣針,大型へら)の分布の変化を検討し,遺跡出土の動物遺体から銛頭と釣針の使用対象を推測した。縄文晩期における漁具の分布には地域性が強くみられたのに対して,続縄文・弥生文化では他地域の技術を積極的に採り入れたり,それらを組み合わせて新たな形の道具を作り出したりするようになった。こうした変化は必ずしも獲物の変化とは対応していないので実用的・機能的側面からだけでは説明できず,新技術を採用すること自体が社会的な意味を持っていた可能性がある。
高橋健 2023「考古学研究会第69回総会・研究集会報告 骨角製漁具の伝播と受容―漁具の分布をどう解釈するか―」 『考古学研究』
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/127579
NAID :
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時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類)
骨・歯・角製品
学問種別
考古学
テーマ
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総覧登録日 :
2025-08-03
wikipedia 出典テンプレート :
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