陶磁器から見た中吉原宿
成瀬 晃司
堀内 秀樹
中吉原宿遺跡の調査では遺構の覆土のみならず、遺構検出面が砂層によって覆われていた。即ち、この砂層の流入による生活面の埋没が本遺跡の断絶点である。
本稿では。遺構覆土及び包含層出土の陶磁器に関し、年代的及び数量的検討を試み、中吉原宿遺跡の廃絶年代、居住者の生活様相を分析し、文献資料による東海道中吉原宿への比定を考古学的に検証し、さらに文献史料には表れにくい居住者(陶磁器所有者)の生活層の検証を目的とする。
本稿では。遺構覆土及び包含層出土の陶磁器に関し、年代的及び数量的検討を試み、中吉原宿遺跡の廃絶年代、居住者の生活様相を分析し、文献資料による東海道中吉原宿への比定を考古学的に検証し、さらに文献史料には表れにくい居住者(陶磁器所有者)の生活層の検証を目的とする。
成瀬晃司,堀内秀樹 2002「陶磁器から見た中吉原宿」 『中吉原宿遺跡』
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/127191