中原4号墳から出土した生産用具が提起する問題

鈴木 一有
中原 4 号墳から出土した生産用具は実に 10 種類 38 点以上を数える。中原 4 号墳から出土した生産用具の位置づけを明確にし、それらが本墳に一括して副葬された意義にふれ、被葬者の性格に迫ることを目的とする。
本稿で明らかにした生産用具の位置づけと、石室やその他の副葬品にみる諸特徴とその評価が、互いに関連づけて理解しうることが確認できた。中原 4 号墳の被葬者には、倭王権との軍事的な結びつきを前提に、近畿地方や西日本地域の渡来系集団と関係をもち、駿河の地に新たな産業をもたらした技術者集団の統括者としての性格を読み取ることができる、と結論づけることができるだろう。
鈴木一有 2016「中原4号墳から出土した生産用具が提起する問題」 『伝法中原古墳群』富士市埋蔵文化財調査報告 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/127154
NAID :
都道府県 : 静岡県 奈良県 愛媛県 福岡県 アジア州(日本除く)
時代 古墳
文化財種別 考古資料 埋蔵文化財
史跡・遺跡種別 古墳
遺物(材質分類) 石製品 金属器
学問種別 考古学
テーマ 文化系統 資料紹介 資料集成
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総覧登録日 : 2025-07-14
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