熊本県山鹿市湯の口横穴群出土の古墳時代人骨
松下 孝幸
分部 哲秋
中谷 昭二
1.今回の調査で出土したのは合計26体の人骨(歯)である。
2.この人骨群は古墳時代後期に属する人骨群である。
3.頭蓋は計測および観察もできないもので、頭型や顔面の形態は全く不明である。
4.四肢骨もほとんど計測できなかったが、観察したところでは、男性の大腿骨骨体の径はかなり大きそうである。しかし、長さは不明である。
5.歯冠はかなりよく残存していた。伵耗は大部分の例で、著しく弱く、このことから年令を推定すると、大部分が壮年ということになる。また、男性の歯の径は大きい。
2.この人骨群は古墳時代後期に属する人骨群である。
3.頭蓋は計測および観察もできないもので、頭型や顔面の形態は全く不明である。
4.四肢骨もほとんど計測できなかったが、観察したところでは、男性の大腿骨骨体の径はかなり大きそうである。しかし、長さは不明である。
5.歯冠はかなりよく残存していた。伵耗は大部分の例で、著しく弱く、このことから年令を推定すると、大部分が壮年ということになる。また、男性の歯の径は大きい。
松下孝幸,分部哲秋,中谷昭二 1986「熊本県山鹿市湯の口横穴群出土の古墳時代人骨」 『湯の口横穴群1』山鹿市立博物館調査報告書
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/126893
