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周辺遺跡からみた寺町廃寺創建の歴史的背景

加藤 光臣
 律令国家形成期ともいえる7世紀後半代に,当時の三谷郡三谷郷の領域に白鳳期の寺町廃寺が創建された。寺町廃寺跡は,平安時代初期(9世紀前葉頃)編纂の『日本霊異記』(最古の仏教説話集)記載の三谷郡「三谷寺」に比定する研究がすでに明治時代の段階でみられ,以来古代の文献に登場する寺院として様々な研究・議論が行われて全国的にも著名となっている。また,1974年以来の発掘調査によって「法起寺式」の整然たる伽藍配置が確認されるとともに,当時の政治の中心とである畿内地方の寺院跡と比べても遜色のない内容を示すことが明らかとなった。
 では,このような際立つ特色を窺わせる壮麗な寺院が,一体なぜ中国山間地の三次盆地に創建されたのか。その謎に迫るために,寺町廃寺出現前の歴史的背景を周辺遺跡の特色から考えてみた。
1 はじめに
2 古墳時代の社会と寺町廃寺創建の歴史的背景
3 おわりに
NAID :
都道府県 : 広島県
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 古墳 社寺
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ
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総覧登録日 : 2024-04-24
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Citation|first=光臣|last=加藤|contribution=周辺遺跡からみた寺町廃寺創建の歴史的背景|title=シンポジウム 史跡寺町廃寺跡(推定三谷寺)を語る 講演資料|date=2022-11-19|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/139133|location=広島県三次市十日市中二丁目8-1|doi=10.24484/sitereports.139133}} 閉じる
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この論文は下の刊行物の 7 - 12 ページ に掲載されています。

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