盛岡市日戸遺跡出土の大型磨製石斧
A Study on The Large Polished Stone Axe Excavated from the Hinoto Site, Morioka City, Japan
神原 雄一郎
( KANBARA Yuichiro )
飯塚 義之
( IIDUKA Yoshiyuki )
小野 章太郎
( ONO Syoutarou )
樋下 理沙
( TOISHITA Risa )
盛岡市日戸(ひのと)遺跡出土大型磨製石斧の石材来源が平取産のアオトラ石である可
能性が高まった。一方で、縞模様を持つ岩石(石材)が北部北上山地にも存在し、見た目による石材判別は困難である。久慈産緑色片岩以外にも近似する緑色岩が確認されている。日戸遺跡出土大型磨製石斧が、所謂「アオトラ石」の流通、縄文時代における分業の役割を考える上で重要である。
能性が高まった。一方で、縞模様を持つ岩石(石材)が北部北上山地にも存在し、見た目による石材判別は困難である。久慈産緑色片岩以外にも近似する緑色岩が確認されている。日戸遺跡出土大型磨製石斧が、所謂「アオトラ石」の流通、縄文時代における分業の役割を考える上で重要である。