縄文時代・弥生時代の概略
志崎 江莉子
( SHIZAKI Eriko )
宇東川遺跡F地区の本発掘調査では、竪穴建物84棟、掘立柱建物2棟、溝1条、土坑20基、ピット144基を調査し、縄文時代から平安時代、中近世の遺物が出土した。縄文時代では、中期後半(曽利Ⅳ式期)の埋甕の可能性のある土坑のほか、加曽利EⅣ式、曽利Ⅳ式を主体とする縄文土器や同時期とみられる石器が出土した。また、市内では珍しい弥生時代中期後葉の土器片が出土した。