古代山城からみる古代道路の関係とその視認性
中原 彰久
( Nakahara Akihisa )
のぼり路線とくだり路線では古代山城の視認性が異なり、古代道路などを介して侵入してくる侵入者を意識して、防衛性を考慮した選地であると考察した。
鞠智城はほかの古代山城のような一方向を意識しているのではなく、全方向からの侵入を考慮した計画的選地であったと考えられる。また、同様の性格をもつ古代山城は分析の結果、鹿毛馬神籠石が類似している。
鞠智城はほかの古代山城のような一方向を意識しているのではなく、全方向からの侵入を考慮した計画的選地であったと考えられる。また、同様の性格をもつ古代山城は分析の結果、鹿毛馬神籠石が類似している。