地域社会からみた鞠智城 八世紀から十世紀を中心に
垣中 健志
奈良・平安時代の鞠智城は、一貫して米の収納施設としての役割を持ち、地域支配と財政管理上の拠点であり、軍事的な役割や兵庫としての役割は副次的なものであった。十世紀に入り、土地に対して大宰府や国衙が直接的な支配を強めると、言わば中継地のような存在であった鞠智城の倉庫群は不要になっていったと考えられる。
NAID :
遺物(材質分類)
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総覧登録日 :
2023-01-11
wikipedia 出典テンプレート :
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