URL |
https://sitereports.nabunken.go.jp/99740
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引用表記 |
千葉県教育振興財団 2019 『千葉県教育振興財団調査報告781:東京外かく環状道路埋蔵文化財調査報告書』千葉県教育振興財団
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千葉県教育振興財団 2019 『東京外かく環状道路埋蔵文化財調査報告書』千葉県教育振興財団調査報告781
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wikipedia 出典テンプレート :
{{Cite book|和書|first=智至|last=服部|first2=敬宏|last2=太田|first3=慶一郎|last3=小川|first4=孝之|last4=蜂屋|first5=潔|last5=今泉|first6=秀明|last6=上守|first7=勝雄|last7=橋本|title=東京外かく環状道路埋蔵文化財調査報告書|origdate=2019-03-20|date=2019-03-20|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/99740|location=千葉県四街道市鹿渡809番地の2|ncid=BB28895929|series=千葉県教育振興財団調査報告|volume=781}}
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ファイル |
|
書名 |
東京外かく環状道路埋蔵文化財調査報告書 |
発行(管理)機関 |
(公財)千葉県教育振興財団文化財センター
- 千葉県
|
書名かな |
とうきょうがいかくかんじょうどうろまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ |
副書名 |
市川道免き谷津遺跡第1地点(12)・(13),道免き谷津遺跡第4地点,道免き谷津遺跡第5地点,新山遺跡第23地点,新山遺跡第24地点 |
巻次 |
15 |
シリーズ名 |
千葉県教育振興財団調査報告 |
シリーズ番号 |
781 |
編著者名 |
|
編集機関 |
千葉県教育振興財団
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発行機関 |
千葉県教育振興財団
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発行年月日 |
20190320 |
作成機関ID |
122289 |
郵便番号 |
2840003 |
電話番号 |
0434244848 |
住所 |
千葉県四街道市鹿渡809番地の2 |
報告書種別 |
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
|
資料タイプ |
Research Paper |
発掘調査報告 |
掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象) |
所蔵大学(NCID) |
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JP番号 |
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他の電子リソース |
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備考 |
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所収論文 |
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所収遺跡 |
遺跡名 |
道免き谷津遺跡第1地点(12) |
遺跡名かな |
どうめきやついせき |
本内順位 |
1 |
遺跡所在地 |
千葉県市川市堀之内二丁目3374の一部ほか |
所在地ふりがな |
ちばけんいちかわしほりのうちにちょうめ3374のいちぶほか |
市町村コード |
12203 |
遺跡番号 |
002-1(12) |
北緯(日本測地系)度分秒 |
|
東経(日本測地系)度分秒 |
|
北緯(世界測地系)度分秒 |
|
東経(世界測地系)度分秒 |
|
調査期間 |
20140707-20141128
|
調査面積(㎡) |
989
|
調査原因 |
道路建設に伴う埋蔵文化財調査 |
遺跡概要 |
種別 |
集落
散布地
|
時代 |
縄文
|
主な遺構 |
縄文時代遺物包含層
縄文時代焼土跡2
|
主な遺物 |
縄文土器(早期〜晩期)
縄文時代土製品
縄文時代石器
縄文時代木質遺物
縄文時代動物遺体
|
特記事項 |
道免き谷津遺跡右岸寄りの低地に位置する。 |
|
遺跡名 |
道免き谷津いせき第1地点(13) |
遺跡名かな |
どうめきやついせき |
本内順位 |
2 |
遺跡所在地 |
千葉県市川市堀之内に丁目3385-1の一部ほか |
所在地ふりがな |
ちばけんいちかわしほりのうちにちょうめ3385-1のいちぶほか |
市町村コード |
12203 |
遺跡番号 |
002-1(13) |
北緯(日本測地系)度分秒 |
|
東経(日本測地系)度分秒 |
|
北緯(世界測地系)度分秒 |
|
東経(世界測地系)度分秒 |
|
調査期間 |
20160108-20160205
20160215-20160304
|
調査面積(㎡) |
320
|
調査原因 |
道路建設に伴う埋蔵文化財調査 |
遺跡概要 |
種別 |
|
時代 |
縄文
|
主な遺構 |
縄文時代遺物包含層
|
主な遺物 |
縄文土器(早期〜後期)
縄文時代植物遺体
|
特記事項 |
道免き谷津遺跡左岸寄りの低地に位置する。 |
|
遺跡名 |
道免き谷津遺跡第4地点 |
遺跡名かな |
どうめきやついせき |
本内順位 |
3 |
遺跡所在地 |
千葉県市川市北国分三丁目3363ほか |
所在地ふりがな |
ちばけんいちかわしきたこくぶんさんちょうめ3363ほか |
市町村コード |
12203 |
遺跡番号 |
002-4 |
北緯(日本測地系)度分秒 |
|
東経(日本測地系)度分秒 |
|
北緯(世界測地系)度分秒 |
|
東経(世界測地系)度分秒 |
|
調査期間 |
20010409-20020329
|
調査面積(㎡) |
320
|
調査原因 |
道路建設に伴う埋蔵文化財調査 |
遺跡概要 |
種別 |
散布地
|
時代 |
旧石器
縄文
弥生
古墳
中世(細分不明)
|
主な遺構 |
旧石器時代礫群
弥生時代竪穴住居跡2
古墳時代竪穴住居跡2
|
主な遺物 |
旧石器時代石器
縄文土器(早期〜後期)
縄文時代石器
弥生土器
古墳時代土師器
古墳時代石製品
中世磁器
|
特記事項 |
道免き谷津遺跡左岸の低位段丘に位置する。 |
|
遺跡名 |
道免き谷津遺跡第5地点 |
遺跡名かな |
どうめきやついせき |
本内順位 |
4 |
遺跡所在地 |
千葉県市川市国分七丁目1127-1ほか |
所在地ふりがな |
ちばけんいちかわしこくぶななちょうめ1127ー1ほか |
市町村コード |
12203 |
遺跡番号 |
002-5 |
北緯(日本測地系)度分秒 |
|
東経(日本測地系)度分秒 |
|
北緯(世界測地系)度分秒 |
|
東経(世界測地系)度分秒 |
|
調査期間 |
20020401-20021031
|
調査面積(㎡) |
18400
|
調査原因 |
道路建設に伴う埋蔵文化財調査 |
遺跡概要 |
種別 |
散布地
|
時代 |
縄文
弥生
古墳
古代(細分不明)
中世(細分不明)
近世(細分不明)
|
主な遺構 |
縄文時代遺物包含層
|
主な遺物 |
縄文土器(早期〜後期)
縄文時代石器
弥生土器
古墳時代土師器
古墳時代円筒埴輪
瓦
中・近世陶磁器
土製品
中・近世銭貨
|
特記事項 |
道免き谷津遺跡右岸開口部の低位段丘および右岸寄りの低地に位置する。遺物は低地から出土。 |
|
遺跡名 |
新山遺跡第23地点 |
遺跡名かな |
にいやまいせき |
本内順位 |
5 |
遺跡所在地 |
千葉県市川市国分二丁目2610-8ほか |
所在地ふりがな |
ちばけんいちかわしこくぶんにちょうめ2610ー8ほか |
市町村コード |
12203 |
遺跡番号 |
001(23) |
北緯(日本測地系)度分秒 |
|
東経(日本測地系)度分秒 |
|
北緯(世界測地系)度分秒 |
|
東経(世界測地系)度分秒 |
|
調査期間 |
20170616-20170630
|
調査面積(㎡) |
100
|
調査原因 |
道路建設に伴う埋蔵文化財調査 |
遺跡概要 |
種別 |
交通
散布地
|
時代 |
奈良
平安
中世(細分不明)
近世(細分不明)
|
主な遺構 |
奈良・平安時代道路遺構
|
主な遺物 |
中・近世銭貨
|
特記事項 |
下総国府から延びる古代官道の支道。 |
|
遺跡名 |
新山遺跡第24地点 |
遺跡名かな |
にいやまいせき |
本内順位 |
6 |
遺跡所在地 |
千葉県市川市北国分一丁目2446-3の一部 |
所在地ふりがな |
ちばけんいちかわしきたこくぶんいっちょうめ2446ー3のいちぶ |
市町村コード |
12203 |
遺跡番号 |
001(24) |
北緯(日本測地系)度分秒 |
|
東経(日本測地系)度分秒 |
|
北緯(世界測地系)度分秒 |
|
東経(世界測地系)度分秒 |
|
調査期間 |
20170703-20170714
|
調査面積(㎡) |
33
|
調査原因 |
道路建設に伴う埋蔵文化財調査 |
遺跡概要 |
種別 |
交通
散布地
|
時代 |
旧石器
奈良
平安
|
主な遺構 |
奈良・平安時代道路遺構
|
主な遺物 |
旧石器時代ナイフ形石器
|
特記事項 |
下総国府から延びる古代官道の支道。 |
|
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要約 |
道免き谷津遺跡は,国指定史跡堀之内貝塚を左岸の台地上に望む谷津の低地および低位段丘に位置する低地遺跡である。遺跡の立地する谷津内の基本土層は,Ⅰ層の客土層をはじめとして,淡水成堆積物からなる有楽町層上部層(Ⅱ・Ⅲ層)と海成堆積物からなる有楽町層下部層(Ⅳ層)から構成される。有楽町層上部層は,縄文時代前期以後の海退に伴う淡水化により堆積した泥炭層からなり,Ⅱ層は草本質遺体,Ⅲ層は木本質遺体から主に構成される。Ⅲ層の木本質泥炭層はさらに2層(Ⅲa層•Ⅲb層)に区分され,特に第1地点(12)・(13)では,上位のⅢa層において後期加曽利B式〜晩期安行3d式土器が出土している。とりわけⅢa層からは,木製耳飾をはじめとした各種漆塗製品が出土したほか,断片的な資料ではあるものの編組製品も出土しており,低地遺跡を特徴付ける貴重な遺物が得られている。この他にも,谷津下流域右岸に位置する第5地点で出土した早期後葉条痕文系土器群からは,南側に接する雷下遺跡との関連が想定され,谷津右岸の低位段丘が早期後葉の活動圏にあった可能性を示唆している。また,対岸の低位段丘に位置する第4地点では,旧石器時代の礫群と弥生・古墳時代の竪穴住居跡を検出している。 新山遺跡は,国府台遺跡の北端から国分台に向かって延びる古代官道跡の可能性が高い遺跡として知られている。第23・24地点では,底面に硬化がみられる溝状遺構を検出し,版築状に突き固められた覆土を有する点で特徴があり,古代官道関連の遺構の一部である可能性が高い。 |