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雀居

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/90392
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.90392
引用表記 福岡市教育委員会 2020 『福岡市埋蔵文化財調査報告書1388:雀居』福岡市教育委員会
福岡市教育委員会 2020 『雀居』福岡市埋蔵文化財調査報告書1388
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書名 雀居
発行(管理)機関 福岡市 - 福岡県
書名かな ささい
副書名 雀居遺跡第18次調査報告/福岡空港滑走路増設事業に伴う埋蔵文化財調査報告 ; 3
巻次 14
シリーズ名 福岡市埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 1388
編著者名
編集機関
福岡市教育委員会
発行機関
福岡市教育委員会
発行年月日 20200325
作成機関ID 40130
郵便番号 8108620
電話番号 0927114667
住所 福岡市中央区天神1丁目8番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 雀居遺跡
遺跡名かな ささいいせき
本内順位
遺跡所在地 福岡市博多区大字雀居
所在地ふりがな ふくおかしはかたくおおあざささい
市町村コード 40132
遺跡番号 2633
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 333451
東経(世界測地系)度分秒 1302652
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.580833 130.447777
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20160401-20170930
調査面積(㎡)
2407
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
柱穴
土坑
土器群
主な遺物
弥生土器
木器
石器
金属器
玉類
土製品
自然遺物
特記事項 弥生時代早期から中期前半までの連続的な居住痕跡
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
掘立柱建物
柱穴
土坑
井戸
竪穴建物
大型土坑
土器群
大溝
杭列
主な遺物
土師器
木器
石器
金属器
玉類
土製品
自然遺物
特記事項 集落と河川の関係を示す遺構。鍛冶関連遺物。多様な外来系土器。
種別
田畑
時代
奈良
平安
主な遺構
土坑
河川
水田
主な遺物
土師器
須恵器
木器
石器
玉類
土製品
自然遺物
特記事項 水田祭祀関連遺物の出土
要約 雀居遺跡は、弥生時代から中世の複合遺跡で、福岡平野の中央部、沖積低地内の微高地(自然堤防)上に位置する。第18次調査では、雀居遺跡の中央部南側を調査し、奈良・平安時代の水田(第1面)、古墳時代前期の集落と河川部(第2面)、弥生時代早期~中期前半の集落(第3面)を記録した。
第1面の調査では、水田区画を検出し、既往の第10・13次調査区を再検出することで、一帯の水田区画配置が正確に復元できるようになった。遺物は、墨書・刻書土器、瓦片、木簡、一木鋤、小枝束、木製陽物、権形石製品などが出土した。6世紀後半の遺物も出土し、水田構築年代の上限を示す可能性が示唆された。
第2面の調査では、微高地上の集落と河川部の水利関連遺構を確認し、集落と河川の境界域の様相が把握された。多量の土器・木器とともに、鉄素材や石製玉素材、鉄滓、被熱粘土塊、敲石や砥石、台石、土製・石製支脚などが出土し、炉跡を伴う方形竪穴建物において鍛冶や玉作りが行われた可能性が示唆された。出土遺物には、近畿・関東・山陰・瀬戸内・朝鮮半島など、多様な地域からの影響が見られる。
第3面の調査では、弥生時代早期から中期前半にかけて集落域が東に広がっていたことを確認した。出土遺物には、石棒、隆線文壺、アマゾナイト製小玉、ガラス製トンボ玉、柳葉形磨製石鏃、朝鮮半島無文土器系の土器などが含まれる。
自然科学分析では、出土木器樹種、種実、昆虫、骨貝類の同定、岩石の薄片鑑定、木器の炭素14年代測定、イネ・イネ圧痕の分析、金属・ガラス・石製品、赤色顔料、被熱粘土塊の分析などを行い、出土資料の基礎情報を得ている。

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