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坂本館発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/90073
引用表記 弘前市教育委員会 2019 『坂本館発掘調査報告書』弘前市教育委員会
弘前市教育委員会 2019 『坂本館発掘調査報告書』
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=信輔|last=佐藤|first2=心|last2=東海林|title=坂本館発掘調査報告書|origdate=2019-03-22|date=2019-03-22|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/90073|location=青森県弘前市大字賀田1丁目1-1|ncid=BB28395868}} 閉じる
ファイル
書名 坂本館発掘調査報告書
発行(管理)機関 弘前市 - 青森県
書名かな さかもとだてはっくつちょうさほうこくしょ
副書名 市道国吉館後線道路改築事業に伴う発掘調査
巻次
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
弘前市教育委員会
発行機関
弘前市教育委員会
発行年月日 20190322
作成機関ID
郵便番号 0361393
電話番号 0172821642
住所 青森県弘前市大字賀田1丁目1-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 坂本館
遺跡名かな さかもとだて
本内順位
遺跡所在地 青森県弘前市大字館後字新田
所在地ふりがな あおもりけんひろさきしおおあざたてうしろあざしんでん
市町村コード 02202
遺跡番号 202110
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 403555
東経(世界測地系)度分秒 1402114
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.598611 140.353888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20160622-20161202
20170620-20171130
調査面積(㎡)
2407
調査原因 市道拡幅に伴う発掘調査
遺跡概要
種別
集落
城館
散布地
時代
縄文
平安
戦国
近世(細分不明)
近代(細分不明)
主な遺構
竪穴建物跡
土坑
溝跡
捨て場
配石遺構
土器埋設遺構
畝状遺構
主な遺物
縄文土器
石器
石製品
土製品
土師器
鉄製品
陶磁器
古銭
特記事項
要約  坂本館は、弘前市西側の蔵助川左岸の段丘上、標高約87 ~ 97 mの地点に位置する。
 縄文時代の遺構は、竪穴建物跡、土坑、捨て場、配石遺構を検出している。土坑のうち、39 基はフラスコ状土坑であり、土坑内からは円筒下層d式の良好な一括資料が出土した。捨て場は、円筒下層c式から円筒上層a 式にかけての遺物が出土している。配石遺構は、緩斜面上に川原石が直線状に配置された状態で検出され、付近からは縄文土器が出土している。
 平安時代の遺構は、竪穴建物跡、土坑が検出されている。竪穴建物跡は焼失住居と考えられ、放射性炭素年代測定により、10 世紀後半の年代を得ている。遺構内からは、土師器のほか、鉄鏃および紡錘車の軸と考えられる鉄製品が出土している。
 平安時代以降の遺構は、溝跡・畝状遺構が検出されている。溝跡は、10 世紀末の所産と考えられ、遺跡の立地する段丘縁辺をめぐるように構築されている。一部で溝が途切れて土橋状になる箇所があることが確認された。
 畝状遺構は溝跡より新しく、覆土内の炭化物を試料とした放射性炭素年代測定の結果も含めて、近現代以降のものと考えられる。

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