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市内遺跡試掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/72473
引用表記 二本松市教育委員会 2019 『二本松市文化財調査報告書68:市内遺跡試掘調査報告書』二本松市教育委員会
二本松市教育委員会 2019 『市内遺跡試掘調査報告書』二本松市文化財調査報告書68
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=陽一|last=吉田|title=市内遺跡試掘調査報告書|origdate=2019-03-29|date=2019-03-29|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/72473|location=二本松市金色403-1|ncid=BB28107307|series=二本松市文化財調査報告書|volume=68}} 閉じる
ファイル
書名 市内遺跡試掘調査報告書
発行(管理)機関 二本松市 - 福島県
書名かな しないいせきしくつちょうさほうこくしょ
副書名 中平遺跡 ; 原瀬上原遺跡 ; 二本松城大手門跡 ; 塩沢上原A遺跡 ; 島ノ内館跡
巻次 平成30年度
シリーズ名 二本松市文化財調査報告書
シリーズ番号 68
編著者名
編集機関
二本松市教育委員会
発行機関
二本松市教育委員会
発行年月日 20190329
作成機関ID 072109
郵便番号 9648601
電話番号 0243555154
住所 二本松市金色403-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 中平遺跡
遺跡名かな なかだいらいせき
本内順位
遺跡所在地 二本松市東新殿字浮内ほか
所在地ふりがな にほんまつしひがしにいどのあざうきうちほか
市町村コード 072109
遺跡番号 0282
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 373125
東経(世界測地系)度分秒 1403521
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.523611 140.589166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180423-20180427
調査面積(㎡)
70
調査原因 道路改良
遺跡概要
種別
散布地
時代
縄文
古代(細分不明)
主な遺構
主な遺物
縄文土器
土師器
須江器
陶磁器
特記事項 遺構は確認されなかった。
遺跡名 原瀬上原遺跡
遺跡名かな はらせうわばらいせき
本内順位
遺跡所在地 二本松市原セ日照田
所在地ふりがな にほんまつしはらせひでりた
市町村コード 072109
遺跡番号 0038
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 373455
東経(世界測地系)度分秒 1402324
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.581944 140.39
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180604-20180606
調査面積(㎡)
100
調査原因 ライスセンター
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
ピット
主な遺物
縄文土器
石器
特記事項  平安時代以降と考えられる柱列を確認
遺跡名 二本松城大手門跡
遺跡名かな にほんまつじょうおおてもんあと
本内順位
遺跡所在地 二本松市本町一丁目
所在地ふりがな にほんまつしもとまちいっちょうめ
市町村コード 072109
遺跡番号 0090
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 373531
東経(世界測地系)度分秒 1402611
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.591944 140.436388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180801-20180810
調査面積(㎡)
40
調査原因 個人住宅
遺跡概要
種別
時代
江戸
主な遺構
石積
水堀跡
主な遺物
陶磁器
土師質土器
木製品
銅製品
特記事項 大手門石垣の外側の石垣と水堀の一部を確認。
遺跡名 塩沢上原A遺跡
遺跡名かな しおざわうえはらえーいせき
本内順位
遺跡所在地 二本松市上原
所在地ふりがな にほんまつしうえはら
市町村コード 072109
遺跡番号 0010
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 373714
東経(世界測地系)度分秒 1402541
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.620555 140.428055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180817
調査面積(㎡)
10
調査原因 個人住宅
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
主な遺物
縄文土器
特記事項  遺構は確認されなかった。
遺跡名 島ノ内館跡
遺跡名かな しまのうちたてあと
本内順位
遺跡所在地 二本松市木ノ崎
所在地ふりがな にほんまつしきのさき
市町村コード 072109
遺跡番号 0044
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 373442
東経(世界測地系)度分秒 1402818
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.578333 140.471666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20181029-20181031
調査面積(㎡)
40
調査原因 宅地造成
遺跡概要
種別
城館
時代
縄文
中世(細分不明)
主な遺構
土坑
主な遺物
縄文土器
土偶
石器
特記事項 縄文時代の可能性がある土坑を確認。
要約  平成30年度に実施した試掘調査報告書である。調査原因は、中平遺跡は道路拡幅、原瀬上原遺跡はライスセンター建設、二本松城大手門跡と塩沢上原A遺跡は個人住宅建設、島ノ内館跡は宅地分譲地造成である。
 中平遺跡は、縄文時代の散布地である。調査の結果、遺構は確認されなかったが、縄文土器と新たに内黒土師器と須恵器が確認され、複合遺跡であることが明らかとなった。
 原瀬上原遺跡は、縄文時代中期の集落跡で一部県史跡に指定されている。調査の結果、遺物の出土は見られたが畑の耕作などで大規模に地形改変を受けていることが明らかとなった。
 二本松城大手門跡は、19世紀前半に築造された櫓門である。今回の調査では、大手門地割図で堀南側の石垣が描かれている地点の調査であったが、絵図面の通り堀南側の石垣が約7.3m確認され、現在の生活面から約1m低い地点が幕末の生活面であることが確認された。今回は要保存範囲として石垣を保護することができた。
 塩沢上原A遺跡は、縄文時代前期から後期にかけての集落跡である。今回調査した地点でも、遺物の出土は見られたが、畑造成や住宅建設の際に大規模な削平を受けていることが判明し、遺構を確認することができなかった。
 島ノ内館跡は、城主等は不明の中世城館跡である。今回調査した遺跡北側の頂部平場は、後世の桑畑造成により大規模に削平を受けていることを確認したが、東側の緩斜面から土坑3基が確認され、SK1からは縄文土器や土偶が検出され、縄文時代に貯蔵穴として利用していた可能性が考えられた。

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