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神成松遺跡第2地点

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/71166
引用表記 パスコ 2012 『神奈川県埋蔵文化財発掘調査報告書7:神成松遺跡第2地点』パスコ
パスコ 2012 『神成松遺跡第2地点』神奈川県埋蔵文化財発掘調査報告書7
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ファイル
書名 神成松遺跡第2地点
発行(管理)機関 神奈川県教育委員会 - 神奈川県
書名かな かみなりまつ いせき だい2ちてん
副書名 県道603号(上粕屋厚木)地方道路等整備工事に伴う発掘調査
巻次
シリーズ名 神奈川県埋蔵文化財発掘調査報告書
シリーズ番号 7
編著者名
編集機関
パスコ
発行機関
パスコ
発行年月日 20121031
作成機関ID
郵便番号 1530043
電話番号 0357227600
住所 東京都目黒区東山1-1-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 神成松遺跡第2地点
遺跡名かな かみなりまついせき
本内順位
遺跡所在地 神奈川県伊勢原市上粕屋1395番2外
所在地ふりがな かながわけんいせはらしかみかすや1395ばん2ほか
市町村コード 14214
遺跡番号 伊勢原市No.74・200
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 352453
東経(世界測地系)度分秒 1391732
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.414722 139.292222
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20111024-20120521
調査面積(㎡)
4743
調査原因 県道603号整備工事
遺跡概要
種別
城館
散布地
時代
縄文
弥生
古墳
飛鳥白鳳
奈良
平安
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
柵列 - 1(近世)
土坑墓 - 8(近世)
土坑 - 19(近世)
溝 - 2(近世)
ピット - 2(近世)
竪穴状遺構 - 6(中世)
堀立柱建物址 - 3(中世)
土坑 - 43(中世)
溝 - 2(中世)
焼土址 - 1(中世)
ピット - 30(中世)
竪穴住居址 - 5(古墳後期~古代)
堀立柱建物址 - 3(古墳後期~古代)
土坑 - 110(古墳後期~古代)
溝 - 6(古墳後期~古代)
ピット - 92(古墳後期~古代)
竪穴住居址 - 7(弥生後期~古墳前期)
土坑 - 9(弥生後期~古墳前期)
ピット - 4(弥生後期~古墳前期)
竪穴住居址 - 1(縄文)
集石 - 9(縄文)
土坑基 - 1(縄文)
土坑 - 22(縄文)
焼土址 - 1(縄文)
ピット - 58(縄文)
主な遺物
国産陶磁器(近世)
石製品(近世)
金属製品(近世)
銭貨(近世)
人骨(近世)
舶載磁器(中世)
国産陶器(中世)
かわらけ(中世)
炻器(中世)
石製品(中世)
金属製品(中世)
銭貨(中世)
土器(古墳後期~古代)
石器(古墳後期~古代)
石製品(古墳後期~古代)
金属製品(古墳後期~古代)
土器(弥生後期~古墳前期)
石器(弥生後期~古墳前期)
金属製品(弥生後期~古墳前期)
土器(縄文晩期終末~弥生前期)
土器(縄文)
土製品(縄文)
石器(縄文)
石製品(縄文)
特記事項 (弥生後期~古墳前期)竪穴住居址から銅環のほか、鉄盤が出土。木質部の柄が残っており、この時期としては貴重な資料。
(縄文晩期終末~弥生前期)弥生時代前期の中屋敷段階に比定される土器が出土。
(縄文)包含層から玦状耳飾の出土。土坑基からは縄文時代中期前半型式の異なる4個体の土器が出土。
要約 大山山塊の東南麓に広がる扇状地上に位置する遺跡である。付近には太田道灌の基もあり、上杉館址と推測されてきた。しかし、今回の調査では該当する居館址の存在を示唆するような遺構、遺物は検出されなかったものの、竪穴状遺構、掘立柱建物址、舶載磁器類の出土は中世の居住活動の一端を示す。8世紀後半~9世紀後半の竪穴住居址ではこの地域に特徴的な床下土坑が数多く検出され、円形土坑の多さも目を引く。また、古墳時代前期の竪穴住居から出土した銅環、鉄盤の出土は特筆されよう。縄文時代では竪穴住居址や集石、土坑墓が検出された。特に中期前半の異系統土器を含む4個体分が出土した土坑墓は、南関東と東関東の交流や時間的並行性を示唆する資料である。

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