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白山E・白山B遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/71022
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.71022
引用表記 東北大学大学院文学研究科考古学研究室 2019 『東北文化資料叢書12:白山E・白山B遺跡』東北大学大学院文学研究科東北文化研究室
東北大学大学院文学研究科考古学研究室 2019 『白山E・白山B遺跡』東北文化資料叢書12
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書名 白山E・白山B遺跡
発行(管理)機関 東北大学 - 宮城県
書名かな はくさん E・はくさん B いせき
副書名 最上川流域の後期旧石器文化の研究 ; 4
巻次
シリーズ名 東北文化資料叢書
シリーズ番号 12
編著者名
編集機関
東北大学大学院文学研究科考古学研究室
発行機関
東北大学大学院文学研究科東北文化研究室
発行年月日 20190315
作成機関ID 041009
郵便番号 9808576
電話番号
住所 宮城県仙台市青葉区川内27-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 白山E遺跡
遺跡名かな はくさんEいせき
本内順位 1
遺跡所在地 山形県新庄市大字飛田上ミ上野564-3
所在地ふりがな やまがたけんしんじょうしおおあざとびたとびたかみうわの564-3
市町村コード 06205
遺跡番号 205-064
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 384542
東経(世界測地系)度分秒 1401629
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 38.761666 140.274722
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20130831-20130908
20140820-20140829
調査面積(㎡)
23
30
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
時代
旧石器
主な遺構
主な遺物
ナイフ形石器17
彫刻刀形石器20
彫刻刀スポール16
石刃52
稜付き石刃2
二次加工ある石刃11
二次加工ある剥片7
剥片61
砕片62
炭化物19
火山ガラス4
礫4
特記事項
遺跡名 白山B遺跡
遺跡名かな はくさんBいせき
本内順位 2
遺跡所在地 山形県新庄市大字飛田上ミ上野625-6
所在地ふりがな やまがたけんしんじょうしおおあざとびたとびたかみうわの625-6
市町村コード 06205
遺跡番号 205-108
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 384531
東経(世界測地系)度分秒 1401618
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 38.758611 140.271666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20150924-20151001
20160822-20160831
調査面積(㎡)
29
25
調査原因
遺跡概要
種別
時代
旧石器
主な遺構
主な遺物
ナイフ形石器2
彫刻刀形石器5
彫刻刀スポール6
エンド・スクレイパー1
石核2
石刃40
稜付き石刃3
二次加工ある石刃3
剥片114
二次加工ある剥片7
砕片104
炭化物7
石鏃1
石箆1
縄文土器(時期不明1)
礫11
特記事項
要約 ①白山E 遺跡では、ナイフ形石器が狩猟具として実際に使用され、破損したものが遺跡に残されたことが、共通した折損状況も含めて理解できた。そして、黒曜石産地分析によって、湯ノ倉産の黒曜石が主としてナイフ形石器に用いられたことが明らかになった。
②白山E 遺跡では、使用痕分析によって、彫刻刀形石器が主として骨角の切断、おそらく動物の解体に際しての集中的な作業に使用されたことが分かった。石材は頁岩が中心であり、硬度や耐久性の点で適した石材が用いられている。
③白山B 遺跡では、多くの接合資料が得られたことから、石器製作が中心的活動であり、石刃の生産が主な目的であった。特に製作工程の初期段階の接合資料が中心であったことが判明した。白山E 遺跡には接合資料がほとんど無く、対照的である。こうした遺跡の性格が両者の石器組成に反映されている。
④白山E・B 遺跡ともに放射性炭素年代の結果が得られ、その編年的位置づけが可能であった。土壌と土色の分析では、いずれの方法でも4 層に暗色帯があり、長期に安定した地表面が4 層に存在し、3 層と不連続性が高いことが分かった。一方で、白山E 遺跡の遺物の出土状況は、暗色帯の中に入り込んでいるため、層位的に下位から出土している。
⑤産状計測とファブリック解析により、遺物が水流の影響で二次的に移動した可能性があることを指摘できた。また、遺物空間分布の分析を併用することで、一定の影響はあるものの、大きく空間分布を崩すものではなかったと推定できた。
⑥新庄盆地における杉久保石器群、類杉久保石器群の様相が具体的に明らかになった。東日本の他の遺跡との比較を通じて、杉久保石器群の石材獲得戦略の特徴と、石器使用場となる活動遺跡の立地の特徴が明らかになった。

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