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北丹波・東流遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/70386
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.70386
引用表記 公益財団法人 愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター 2020 『愛知県埋蔵文化財センター調査報告書209:北丹波・東流遺跡』公益財団法人 愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
公益財団法人 愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター 2020 『北丹波・東流遺跡』愛知県埋蔵文化財センター調査報告書209
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書名 北丹波・東流遺跡
発行(管理)機関 (公財)愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター - 愛知県
書名かな きたたんばひがしながれいせき
副書名
巻次
シリーズ名 愛知県埋蔵文化財センター調査報告書
シリーズ番号 209
編著者名
編集機関
公益財団法人 愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
発行機関
公益財団法人 愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
発行年月日 20200331
作成機関ID
郵便番号 4980017
電話番号 0567674161
住所 愛知県弥富市前ヶ須町字野方802-24
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 北丹波・東流遺跡
遺跡名かな きたたんば・ひがしながれいせき
本内順位
遺跡所在地 愛知県稲沢市下津丹下町・下津森町・下津下町西
所在地ふりがな あいちけんいなざわしおりずたんげちょう・おりずもりまち・おりずしたまちにし
市町村コード 23220
遺跡番号 090016
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 351506
東経(世界測地系)度分秒 1364939
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.251666 136.8275
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20121000-20180800
調査面積(㎡)
4830
調査原因 街路改良工事(都)名古屋岐阜線
遺跡概要
種別
集落
田畑
時代
古墳
主な遺構
水田
主な遺物
土師器
特記事項
種別
集落
官衙
時代
飛鳥白鳳
奈良
主な遺構
竪穴建物
土坑
流路
主な遺物
須恵器
土師器
特記事項 「美濃」施印須恵器、人名刻書土器、漆付着須恵器、製塩土器・畿内系土師器
種別
集落
時代
鎌倉
南北朝
室町
主な遺構
掘立柱建物
井戸
主な遺物
中世陶器
中国磁器
土師器
特記事項 白磁壺類壺類、墨書土器
要約  発掘調査は3つの時期にわたる成果を得た。古墳時代前期を中心とする時期は、水田と畑地をともなう生産遺跡である。なかでも水路とした数条の大溝は南北方向を中心に遺跡を縦断する農業用の基幹水路を想定した。奈良時代初頭を中心とする時期は、溝と竪穴建物などとともに大量の遺物が出土した。特に、6点出土した「美濃」施印須恵器は、生産遺跡以外の1遺跡の出土点数としては特筆すべき事例となった。「美濃」施印須恵器は、生産地および生産時期が極めて限定的であったことから『続日本紀』に登場する国司笠朝臣麻呂との関係性が指摘されている。また、漆付着須恵器、製塩土器、畿内系土師器などがまとまって出土していることからも、北丹波・東流遺跡は尾張国府域の一角、あるいは官衙関連施設の可能性が高い。平安時代末期から鎌倉時代初頭の時期は、北方に隣接する下津北山遺跡との関係性が指摘できる。高台付皿の脚部、白磁の壺底部、方形陶硯など共通する資料群が一般集落と一線を画する。

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