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讃良郡条里遺跡Ⅷ

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/65568
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.65568
引用表記 財団法人大阪府文化財センター 2009 『財団法人大阪府文化財センター調査報告書187:讃良郡条里遺跡Ⅷ』財団法人大阪府文化財センター
財団法人大阪府文化財センター 2009 『讃良郡条里遺跡Ⅷ』財団法人大阪府文化財センター調査報告書187
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書名 讃良郡条里遺跡Ⅷ
発行(管理)機関 大阪府文化財センター - 大阪府
有償頒布・配布ページ https://www.occh.or.jp/?s=book
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな さらぐん じょうり いせき はち
副書名 一般国道1号バイパス(大阪北道路)・第二京阪道路建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次 8
シリーズ名 財団法人大阪府文化財センター調査報告書
シリーズ番号 187
編著者名
編集機関
財団法人大阪府文化財センター
発行機関
財団法人大阪府文化財センター
発行年月日 20090130
作成機関ID
郵便番号 5900105
電話番号 0722998791
住所
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
本文編・図版編
所収論文
所収遺跡
遺跡名 讃良郡条里遺跡
遺跡名かな さらぐんじょうりいせき
本内順位
遺跡所在地 寝屋川市新家地先 他
所在地ふりがな ねやがわししんけちさき ほか
市町村コード 27215
遺跡番号 36
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344457
東経(世界測地系)度分秒 1353750
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.749166 135.630555
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20030401-20060331
調査面積(㎡)
16011
調査原因 国道1号バイパス(大阪北道路)・第二京阪道路建設
遺跡概要
種別
その他
時代
縄文
主な遺構
流路
ピット
土坑
主な遺物
縄文土器
石製品
特記事項 縄文中期~後期土器片の出土
縄文晩期の遺構・遺物
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
平地建物
竪穴建物
掘立柱建物
井戸
土坑
主な遺物
弥生土器
石製品
木製品
特記事項 弥生前期前半と前期末~中期の集落
種別
田畑
時代
弥生
主な遺構
水田畦畔
耕作溝
主な遺物
弥生土器
石製品
特記事項 弥生中期~後期の小区画水田を広範囲に検出
種別
集落
時代
古墳
飛鳥白鳳
奈良
主な遺構
竪穴建物
掘立柱建物
井戸
土坑
ピット
主な遺物
土師器
須恵器
石製品
木製品
獣骨
特記事項 直線的な溝の掘削、5世紀初頭とみられるウマの骨の出土、断続的に営まれる集落の時期的変遷、集落内での滑石製品生産、条里開発の初現
種別
田畑
時代
平安
主な遺構
水田畦畔
耕作溝
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項 坪境畦畔の設置
坪内には小区画畦畔
種別
田畑
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
水田畦畔
耕作溝
島畠
井戸
土坑
主な遺物
土師器
須恵器
瓦器
磁器
石製品
木製品
鉄製品
特記事項 条里型地割にもとづく耕作地
要約  当調査地では、縄文時代晩期から近世に至る遺構面が、氾濫堆積物などに被覆されて累重して遺存していたことにより、周辺の歴史環境の変遷を実態的に解明することができた。
 弥生時代前期の集落からは、近畿地方で最も古い様相を持つ弥生土器が出土し、溝から大量に出土した縄文晩期土器(突帯文土器)と合わせ、両土器文化の移行期の遺跡を実態的に確認することができる。弥生時代中期の水田では、いくつかの水田ブロックを組み合わせた水田整備と導水状況を見出すことができ、地形を活かした計画的な開発のあり方が看取できる。古墳時代から奈良時代にかけての集落の動態からは、土地利用状況と条里地割の初現がみられる。平安時代以降は調査地全域が耕作地となり、坪境畦畔の設置も確認される。古墳時代以降の環境勾配によって、畠地と水田は明瞭に区分されている。中世以降になると全域が水田化するとともに坪内地割も整備され、一部に長地型地割が導入されるが、氾濫堆積物の供給に対応して島畠の設置や溜め池、井戸などの遺構も見られる。近世の水田面では長地型地割が崩壊しており、現代地表面の水田開発に継続していく。

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