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野藤遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/63158
引用表記 春日市教育委員会 2005 『春日市文化財調査報告書44:野藤遺跡』春日市教育委員会
春日市教育委員会 2005 『野藤遺跡』春日市文化財調査報告書44
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=義也|last=井上|title=野藤遺跡|origdate=2005-08-31|date=2005-08-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/63158|location=福岡県春日市原町3-5-1|ncid=BA79441692|series=春日市文化財調査報告書|volume=44}} 閉じる
ファイル
書名 野藤遺跡
発行(管理)機関 春日市 - 福岡県
書名かな のふじ いせき
副書名 4次調査/福岡県春日市須玖北所在遺跡の調査
巻次 3
シリーズ名 春日市文化財調査報告書
シリーズ番号 44
編著者名
編集機関
春日市教育委員会
発行機関
春日市教育委員会
発行年月日 20050831
作成機関ID
郵便番号 8160804
電話番号 0925841111
住所 福岡県春日市原町3-5-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 野藤遺跡4次調査
遺跡名かな のふじいせき
本内順位 1
遺跡所在地 福岡県春日市須玖北6丁目70番地
所在地ふりがな ふくおかけんかすがしすぐきた6ちょうめ70ばんち
市町村コード 40218
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 333225
東経(世界測地系)度分秒 1302631
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.540277 130.441944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20040223-20040318
調査面積(㎡)
332.04
調査原因 共同住宅建設に伴う緊急発掘調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
中世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物2
土壙墓3
溝状遺構3
主な遺物
弥生土器
土師器
須恵器
陶磁器
鋳型
鉄斧
特記事項  弥生時代と中世の集落の一部、付近に弥生時代の青銅器生産工房が所在する可能性がある。
要約  弥生時代の遺跡として全国的に著名な、すぐ遺跡群が所在する春日丘陵の西側の台地に広がる遺跡。現在までに、4か所の調査が行われており、弥生時代~中世を主体とする複合遺跡であることが明らかとなっている。以下では、主な成果を述べる。1次調査では、5世紀後半の前方後円墳である野藤1号墳の周溝が確認され、多くの円筒埴輪が出土した。なお、未調査ではあるが、北東には前方後円墳の可能性がある高まりがある(野藤2号墳)。2次調査では、弥生時代の墳墓や中世の地下式壙などが検出されている。3次調査では、古墳時代初頭の住居跡と中世の遺構が確認されている。また、明確な遺構に伴うものではないが、1・3次調査では、弥生時代の石製鋳型片が、3次調査では、銅滓も出土した。このように、調査次数や範囲は少ないものの、重要な遺跡であると言える。今回の4次調査でも、弥生時代と中世の遺構が確認され、遺構には伴わないが、鏡鋳型の出土もあった。本遺跡で、3例目であり、北に接する御陵遺跡でも、青銅器鋳造関連遺物が出土していることからも、この台地上で青銅器生産が行われていた可能性は強く、今後の調査に注意を要する必要がある。

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