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筑後国府跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/57917
引用表記 久留米市文化観光部文化財保護課 2010 『久留米市文化財調査報告書295:筑後国府跡』久留米市教育委員会
久留米市文化観光部文化財保護課 2010 『筑後国府跡』久留米市文化財調査報告書295
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ファイル
書名 筑後国府跡
発行(管理)機関 久留米市 - 福岡県
有償頒布・配布ページ https://www.city.kurume.fukuoka.jp
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな ちくごこくふあと
副書名 第222・229・233次調査報告/中環状道路整備事業『都市計画道路3・4・18号合川町津福本町線』に伴う埋蔵文化財発掘調査 ; 2
巻次
シリーズ名 久留米市文化財調査報告書
シリーズ番号 295
編著者名
編集機関
久留米市文化観光部文化財保護課
発行機関
久留米市教育委員会
発行年月日 20100930
作成機関ID 40203
郵便番号 8308520
電話番号 0942309225
住所 福岡県久留米市城南町15-3
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 筑後国府跡 第222次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 1
遺跡所在地 久留米市合川町字三反野
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざさんたんの
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331847
東経(世界測地系)度分秒 1303221
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.313055 130.539166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20070910-20080228
調査面積(㎡)
853
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
竪穴建物 3棟
主な遺物
土師器
須恵器
黒色土器
特記事項
種別
官衙
時代
奈良
主な遺構
竪穴建物 1棟
掘立柱建物 18棟
土坑 7基
整地層
主な遺物
須恵器
土師器
緑釉陶器
土錘
灰釉陶器
特記事項
種別
集落
時代
平安
主な遺構
掘立柱建物 3棟
溝 8条
土坑 4基
主な遺物
輸入陶磁器
羽口
鉄製品
銅製品
古瓦
鉄滓
砥石
特記事項 筑後国府Ⅰ・Ⅱ期政庁に付属する官衙群や館を区画する溝などを調査。
遺跡名 筑後国府跡 第229次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 2
遺跡所在地 久留米市合川町字北
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざきた
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331904
東経(世界測地系)度分秒 1303225
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.317777 130.540277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20081114-20090213
調査面積(㎡)
322
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
飛鳥白鳳
主な遺構
溝 1条
主な遺物
土師器
須恵器
弥生土器
特記事項
種別
集落
時代
平安
主な遺構
井戸 1基
土坑 2基
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項
種別
集落
時代
中世(細分不明)
主な遺構
土坑 2基
主な遺物
土師器
須恵器
黒色土器
輸入陶磁器
瓦質土器
土錘
特記事項
種別
集落
時代
近世(細分不明)
主な遺構
溝 3条
埋甕 1基
主な遺物
瓦質土器
五輪塔
特記事項
種別
その他
時代
主な遺構
地割れ跡
断層
主な遺物
特記事項 筑後国府前身官衙期(7世紀半ば)に伴う大溝を検出。
遺跡名 筑後国府跡 第233次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 3
遺跡所在地 久留米市合川町字三反野
所在地ふりがな くるめしあいかわまちあざさんたんの
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331849
東経(世界測地系)度分秒 1303221
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.313611 130.539166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20090526-20090602
調査面積(㎡)
163
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
官衙
時代
不明
主な遺構
ピット 3基
主な遺物
特記事項 筑後国府Ⅱ期政庁前面にある東西道路の南側側溝と推定される溝の延長部は検出されなかった。
要約 (筑後国府跡 第222次)
第222次調査は、筑後国府Ⅱ期政庁の南側約150mにあたり、周辺で実施された調査では、大型掘立柱建物や銅工房など多くの遺構が検出されている。調査の結果、古墳時代後期の集落跡から、7世紀末~9世紀代に及ぶ官衙群を検出することができた。中でも8世紀代には整地層を伴う大型掘立柱建物群が形成され、9世紀代には館としての性格が想定されるなど、土地利用の形態変遷が伺うことができている。
(筑後国府跡 第229次)
調査地は筑後国府が営まれた撥状に広がる台地の北縁辺部に位置する。検出した大溝は幅5m、深さ3mにも及ぶ大規模なもので、従前の調査成果や地形などから総延長は600m以上に及ぶものと推定されている。上層からは10~12世紀代の遺構が多く出土し、京都系土師器皿も多く含まれていた。一方で下層からの遺物は皆無に等しく、時期を特定することは出来ないが、これまでの調査で出土している限られた資料からは7世紀中頃に位置付けられ、南方300mを中心に展開する筑後国府の前身官衙期に設けられた、軍事的色彩の強い防衛のための大溝と考えられる。また水縄断層系東合川断層の活動によって生じたと考えられる地割れ跡も確認された。
(筑後国府跡 第233次)
筑後国府Ⅱ期政庁の約30m南西部で行った調査である。西側隣接地で実施した第204次調査では、Ⅱ期政庁前面を東西走行する道路遺構の南側側溝と推定される溝が検出されているため、その東側延長部の存在が予想されたが、調査の結果、溝は検出されていない。溝は、両調査区間約5mの間に、北もしくは南へ折れているか、途切れていることが想定される。

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