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元岡・桑原遺跡群

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/54404
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.54404
引用表記 福岡市教育委員会 2014 『福岡市埋蔵文化財調査報告書1246:元岡・桑原遺跡群』福岡市教育委員会
福岡市教育委員会 2014 『元岡・桑原遺跡群』福岡市埋蔵文化財調査報告書1246
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書名 元岡・桑原遺跡群
発行(管理)機関 福岡市 - 福岡県
書名かな もとおか・くわばらいせきぐん
副書名 第18次・42次・59次調査の報告/九州大学統合移転用地内埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次 23
シリーズ名 福岡市埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 1246
編著者名
編集機関
福岡市教育委員会
発行機関
福岡市教育委員会
発行年月日 20140324
作成機関ID 40130
郵便番号 8108621
電話番号 0927114667
住所 福岡県福岡市中央区天神一丁目8番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 元岡・桑原遺跡群第18次
遺跡名かな もとおか・くわばらいせきぐん
本内順位
遺跡所在地 福岡県福岡市西区大字元岡
所在地ふりがな ふくおかけんふくおかしにしくおおあざもとおか
市町村コード 40135
遺跡番号 2872
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 333601
東経(世界測地系)度分秒 1301327
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.600277 130.224166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19991015-20020220
調査面積(㎡)
16800
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
交通
田畑
散布地
時代
古代(細分不明)
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
段上造成面
堀立柱建物
井戸
木棺墓
土坑
杭列
道路
包含層
主な遺物
輸入陶磁器類
国産陶磁器類
瓦質土器
土師器
鉄器
特記事項
遺跡名 元岡・桑原遺跡群第42次
遺跡名かな もとおか・くわばらいせきぐん
本内順位
遺跡所在地 福岡県福岡市西区大字元岡
所在地ふりがな ふくおかけんふくおかしにしくおおあざもとおか
市町村コード 40135
遺跡番号 2782
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 333508.8
東経(世界測地系)度分秒 1301257.5
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.585777 130.215972
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041001-20090630
調査面積(㎡)
7000
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
弥生
古墳
主な遺構
自然流路
竪穴住居
堀立柱建物
主な遺物
弥生土器
土師器
楽浪系土器
無文土器
石器
小銅鐸
銅鏃
銅鏡
漢代の貨幣
木製品
特記事項 五銖銭・貨泉計9枚、小銅鐸2点、青銅製鞘尻金具、辰砂の粒子の他、絵画のある琴、木偶、有文木製品(翳)舟材など特異な遺物が多数出土。総数1万箱。
遺跡名 元岡・桑原遺跡群第59次
遺跡名かな もとおか・くわばらいせきぐん
本内順位
遺跡所在地 福岡県福岡市西区大字元岡
所在地ふりがな ふくおかけんふくおかしにしくおおあざもとおか
市町村コード 40135
遺跡番号 2782
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 333521
東経(世界測地系)度分秒 1301258
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.589166 130.216111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20120113-20130315
調査面積(㎡)
2298
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
弥生
古墳
古代(細分不明)
中世(細分不明)
主な遺構
包含層
祭祀遺構
焼土杭
主な遺物
縄文土器
土師器
須恵器
陶磁器
滑石製品
石鏃
特記事項
要約 【元岡・桑原遺跡群第18次】
古代末~中世中頃までは、谷部の中央に水田、斜面に複数の段上造成地(建物・屋敷墓・井戸・溝などが配置)。遺構と遺物の様相から「別所」僧坊群と推定した。中世末には戸山城の入城口となり、近世以降は農耕地となる。

【元岡・桑原遺跡群第42次】
谷を南北に流れる2本の自然流路(幅30cm前後)の中からコンテナ1万箱をこえる遺物が出土した。時代は縄文時代晩期・弥生時代中期から古墳時代前後に及んでいる。このほか小銅鐸2点、五銖銭・貨泉などの漢代の貨幣8枚、小形仿製鏡4面、青銅製鞘尻金具、辰砂の粒子、銅鏃5点などの金属器類が出土した。絵画土器や絵画のある琴、トリ形木製品、翳とみられる有文木製品、木偶など祭祀系遺物、無文土器や楽浪系土器などの朝鮮半島系の土器が出土した。船材を始めとする多種多様な木製品など、特徴的な遺物が出土した。SD01・02、これら2本の流路の間には、竪穴住居や堀立柱建物群があり、弥生時代中期中頃から古墳時代初頭における糸島地方の祭祀と交易の拠点と考えられる。

【元岡・桑原遺跡群第59次】
縄文時代~中世期の遺物を含む谷の包含層、古墳時代の祭祀関連遺物、古代の焼土坑、中世期の大規模な溝などが確認された。谷SX24は、本来急峻な谷地形であったが、古墳時代後期には谷の底面は平坦になり、小規模な流路(SD33)が流れる程度であったと考えられ、その流路のそばで土師器や須恵器、滑石製臼玉などの祭祀遺物は確認された。この谷の上流側にあたる第31次調査区でも、滑石製子持ち勾玉をはじめとする祭祀関連遺物が確認されおり、「水辺のまつり」が行われたと推測される。1~3区で確認された溝状遺構(SD05・13・14・16・20)は、谷を横断して斜面沿いを下り、さらに下流へ続く。SD05は最深部で検出面から約5mを測り、溝の底面は激しい水流により著しく削られている。谷内への水の浸入を防ぐための排水機能があったと考えられる。

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