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井尻B遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/54365
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.54365
引用表記 福岡市教育委員会 2014 『福岡市埋蔵文化財調査報告書1217:井尻B遺跡』福岡市教育委員会
福岡市教育委員会 2014 『井尻B遺跡』福岡市埋蔵文化財調査報告書1217
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書名 井尻B遺跡
発行(管理)機関 福岡市 - 福岡県
書名かな いじりBいせき
副書名 第36次調査の報告
巻次 22
シリーズ名 福岡市埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 1217
編著者名
編集機関
福岡市教育委員会
発行機関
福岡市教育委員会
発行年月日 20140324
作成機関ID 40130
郵便番号 8108621
電話番号 0927114667
住所 福岡県福岡市中央区天神一丁目8番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 井尻B遺跡
遺跡名かな いじりBいせき
本内順位
遺跡所在地 福岡県福岡市南区井尻1丁目
所在地ふりがな ふくおかけんふくおかしみなみくいじり
市町村コード 40134
遺跡番号 0094
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
調査期間
20110701-20110819
調査面積(㎡)
175
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
柱穴
主な遺物
弥生土器
土師器
須恵器
土製品
石器
特記事項
要約  本調査地点は福岡平野の中央部、那珂川西岸の中位段丘上に立地する井尻B遺跡の北西縁辺に位置する。検出した遺構に建物関連のものはなく、溝群等を検出した。検出した溝は大小3条以上あり、互いに重複する。時期は弥生時代後期から古墳時代前期前半を中心とするものである。調査区の中央を南北方向に通る大溝は幅6m前後、遺構面からの深さ1.5m以上を測るが、北側の17次調査F区の大溝と一連のものであり、直線的に50m以上伸びることが明らかになった。大溝は台地の縁辺に配置された水量豊富な水路であり、生活用水、灌漑用水、舟運路としての機能が考えられる。遺物は大溝を中心にコンテナケース約20箱出土した。遺構規模に比べて、出土量が少なく、同時期の「環濠」等の遺物出土状況とは異なっている。弥生時代後期から古墳時代前期前半の土器が主体で、近畿V様式系土器や筑前型庄内甕などが伴っている。弥生時代前~中期の土器、甕棺片や黒曜石石器も一定量混じっており、周辺集落の消長を示唆する。

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