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土飛山館跡発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/49312
引用表記 大館郷土博物館 2009 『大館市文化財調査報告書3:土飛山館跡発掘調査報告書』大館市教育委員会
大館郷土博物館 2009 『土飛山館跡発掘調査報告書』大館市文化財調査報告書3
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ファイル
書名 土飛山館跡発掘調査報告書
発行(管理)機関 大館市 - 秋田県
有償頒布・配布ページ https://www.city.odate.lg.jp/museum/information/publication
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな どびやまだてあとはっくつちょうさほうこくしょ
副書名
巻次 1
シリーズ名 大館市文化財調査報告書
シリーズ番号 3
編著者名
編集機関
大館郷土博物館
発行機関
大館市教育委員会
発行年月日 20090331
作成機関ID
郵便番号 017-0012
電話番号 0186-48-2119
住所 秋田県大館市釈迦内字獅子ヶ森1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
情報源上に表示がないため、巻次は推定により補記
所収論文
所収遺跡
遺跡名 土飛山館跡
遺跡名かな どびやまだてあと
本内順位 1
遺跡所在地 秋田県大館市豊町79-2/90-43
所在地ふりがな あきたけんおおだてしゆたかちょう
市町村コード 05204
遺跡番号 4-45
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 401620
東経(世界測地系)度分秒 1403313
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.272222 140.553611
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20060509-20060921
調査面積(㎡)
657
調査原因 区画整理事業
遺跡概要
種別
集落
時代
平安
主な遺構
竪穴建物12
掘立柱建物2
土坑3
柱穴列3
溝13
柱穴40
土師器
須恵器
鉄製品
鉄関連遺物
石製品
主な遺物
特記事項 集落を区画する大溝(SD8)を検出。製鉄関連遺物が多量に出土。
要約 1.土飛山館跡は大館市中央部、長木川左岸の台地上に立地する。標高は63~65mで、長木川との比高は約10mである。
2.調査範囲は区画整理予定地部分の幅約20~27m、長さ約25~34mを対象とした。遺跡の範囲は調査区外にひろがる。
3.調査の結果、①縄文時代の遺物、②平安時代の遺構・遺物が検出された。縄文時代の遺物はごく少なく、主体は平安時代の集落跡である。
4.遺構には竪穴住居跡(竪穴状遺構)12棟、掘立柱建物跡2棟のほか土坑・柱穴列・溝跡などがある。集落の成立は10世紀中頃で、衰退は11世紀初め頃である。遺跡の性格は遺構や出土遺物からみて、古代集落と考えられる。
5.平安時代の出土遺物には土器(須恵器・土師器)のほか鉄製品・鉄関連遺物・石製品がある。鉄製品には手鎌と鎌のほか、刀子や鉄鏃とみ られるものがある。石製品はおもに砥石である。また、製鉄関連遺物・鍛冶関連遺物が多く出土し、集落内で鉄器生産がおこなわれていたこ とが知られる。
6.平安時代の土器には大きな時期幅はみられない。土師器は非ロクロが多く、須恵器も量的に少ない。須恵器は五所川原産の製品が多い。
7.調査区北部に集落を区画する大溝(SD8)が存在し、遺構の重複関係から新しい段階には環濠集落(防御性集落)が形成される。
8.11世紀後半以降の遺構は館の空堀と思われるSD14を除き、確認されなかった。

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