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中条遺跡発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/42639
引用表記 刈谷市教育委員会 2016 『中条遺跡発掘調査報告書』刈谷市教育委員会
刈谷市教育委員会 2016 『中条遺跡発掘調査報告書』
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=堅証|last=鵜飼|first2=倫子|last2=新美|first3=義敏|last3=平井|first4=あすか|last4=岩月|first5=郁乃|last5=佐伯|title=中条遺跡発掘調査報告書|origdate=2016-03-31|date=2016-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/42639|location=愛知県刈谷市東陽町1-1|ncid=BB21670545|volume=1: 平成9年度調査}} 閉じる
ファイル
書名 中条遺跡発掘調査報告書
発行(管理)機関 刈谷市 - 愛知県
有償頒布・配布ページ https://www.city.kariya.lg.jp/kankobunka/rekishibunka/kankoubutu/kankobutsu.html
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな なかじょういせきはっくつちょうさほうこくしょ
副書名
巻次 1: 平成9年度調査
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
刈谷市教育委員会
発行機関
刈谷市教育委員会
発行年月日 20160331
作成機関ID 232106
郵便番号 4488501
電話番号 0566621037
住所 愛知県刈谷市東陽町1-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 中条遺跡(平成9年度)
遺跡名かな なかじょういせき
本内順位
遺跡所在地 愛知県刈谷市重原本町5丁目地内
所在地ふりがな あいちけんかりやししげはらほんまちごちょうめちない
市町村コード 232106
遺跡番号 530066
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 345929.5
東経(世界測地系)度分秒 1370121
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.991527 137.0225
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19970701-19980331
調査面積(㎡)
2500
調査原因 土地区画整理事業計画
遺跡概要
種別
集落
時代
古墳
奈良
主な遺構
竪穴建物16
掘立柱建物1
土坑15
ピット2
主な遺物
須恵器
土師器
製塩土器
塑像
帯金具
円面硯
刀子
特記事項
種別
集落
時代
鎌倉
主な遺構
溝7
土坑4
ピット6
主な遺物
山茶椀
中世陶器
中世土師器
特記事項
種別
集落
時代
室町
主な遺構
溝4
竪穴建物1
掘立柱建物1
土坑4
不明遺構2
ピット1
主な遺物
古瀬戸
中国製陶磁器
中世土師器
特記事項
要約  中条遺跡は市域を西流する猿渡川右岸の台地上に立地する。平成9年度調査区は遺跡の南西部にあたる区域約2,500㎡で、発掘調査によって古墳時代後期から奈良時代の竪穴遺構が複数検出された。須恵器や土師器とともに製塩土器が多く出土したほか、この地域では類例の少ない塑像が出土している。遺構に官衙的様相はみられないが、律令期の官人に関係する帯金具や円面硯、刀子等が出土しており、当時の集落経営にたずさわっていたことがうかがわれる。
 中世前期には屋敷地を区画する大小の溝が検出され、中でも最大幅約5m、最大深約2mの大溝は軍事的な堀と呼べるほどであった。当時の遺跡周辺は重原荘の中心地域であったと推定されており、これらの大規模工事の痕跡はその傍証となるものである。中世後期においても古瀬戸の陶器や中国製磁器、大量の中世土師器が出土し、有力者が存在したことが推測される。

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