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木更津市二重山遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/31322
引用表記 財団法人千葉県文化財センター 1997 『千葉県文化財センター調査報告297:木更津市二重山遺跡』財団法人千葉県文化財センター他
財団法人千葉県文化財センター 1997 『木更津市二重山遺跡』千葉県文化財センター調査報告297
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ファイル
書名 木更津市二重山遺跡
発行(管理)機関 (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
書名かな きさらづしふたえやまいせき
副書名 矢那川ダム埋蔵文化財調査報告書 ; 1
巻次
シリーズ名 千葉県文化財センター調査報告
シリーズ番号 297
編著者名
編集機関
財団法人千葉県文化財センター
発行機関
財団法人千葉県文化財センター
千葉県土木部
発行年月日 19970331
作成機関ID
郵便番号 284-0003
電話番号 043-422-8811
住所 千葉県四街道市鹿渡809-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 二重山遺跡
遺跡名かな ふたえやまいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県木更津市矢那987
所在地ふりがな ちばけんきさらづしやな987
市町村コード 12206
遺跡番号 4
北緯(日本測地系)度分秒 352048
東経(日本測地系)度分秒 1395911
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.3499 139.9832
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19900801-19910328
19930502-19930831
調査面積(㎡)
3150
1880
調査原因 ダム建設に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
竪穴住居跡20
主な遺物
土師器
須恵器
鋳造具(羽口)
特記事項 矢那川流域における古代製鉄遺跡で木炭窯、精錬炉、鍛冶工房がそろって検出。
種別
集落
時代
奈良
主な遺構
竪穴住居跡8
鍛冶跡5
木炭窯跡11
製錬炉跡2
主な遺物
土師器
須恵器
鋳造具(羽口)
特記事項
要約 [二重山遺跡 要約]
二重山遺跡は、木更津市のほぼ中央部に位置し、東京湾に流入する矢那川とその支流である田高川が合流するあたりの北岸、丘陵先端部に立地し、その大半は南斜面部となる。標高は約49〜57mを測る。旧石器時代では石器集中地点2か所、礫群5か所が検出された。?〜?層より頁岩・チャート製の切出形ナイフ形石器、スクレイパー、剥片がまとまって出土した。縄文時代では早期三戸式土器と円礫を出土した炉穴7基、土坑3基が検出された。古墳時代では前期から後期にかけての竪穴建物跡20軒が検出された。中期竪穴建物跡の床面上および覆土からは焼土・炭化材等が出土した。後期竪穴建物跡は北壁中央にカマド設置、壁下に周溝を巡らす。模倣坏形土器・長胴化した甕形土器が出土した。SI028出土の須恵器坏身はTK―209に比定される。奈良時代では竪穴建物跡8軒、鍛冶跡5基、横口式木炭窯跡11基、製錬炉跡2基が検出された。南斜面沿いには竪形製錬炉やそれに伴う作業場、踏み鞴遺構、横口式木炭窯が構築され、台地上の建物跡には鍛冶炉が敷設される。製錬炉付近や建物跡南側斜面には炉内滓や再結合滓、含鉄炉内滓が集中して出土し排滓場であったことがわかった。

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