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西谷町山王通遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/27942
引用表記 かながわ考古学財団 2015 『かながわ考古学財団調査報告311:西谷町山王通遺跡』かながわ考古学財団
かながわ考古学財団 2015 『西谷町山王通遺跡』かながわ考古学財団調査報告311
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ファイル
書名 西谷町山王通遺跡
発行(管理)機関 (公財)かながわ考古学財団 - 神奈川県
書名かな にしやまちさんのうどおりいせき
副書名 都市鉄道利便増進事業相鉄・JR直通線建設事業に伴う発掘調査
巻次
シリーズ名 かながわ考古学財団調査報告
シリーズ番号 311
編著者名
編集機関
かながわ考古学財団
発行機関
かながわ考古学財団
発行年月日 20151211
作成機関ID
郵便番号 232-0033
電話番号 045-252-8689
住所 神奈川県横浜市南区中村町3丁目191番地1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 西谷町山王通遺跡
遺跡名かな にしやまちさんのうどおりいせき
本内順位
遺跡所在地 神奈川県横浜市保土ヶ谷区西谷町1165-23他
所在地ふりがな かながわけんよこはましほどがやくにしやまち
市町村コード 14106
遺跡番号 90
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 352840.6
東経(世界測地系)度分秒 1393345.0
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.477944 139.5625
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20140616-20141031
調査面積(㎡)
402
調査原因 鉄道建設
遺跡概要
種別
散布地
その他
時代
近世(細分不明)
主な遺構
土坑9
溝状遺構1
焼土址1
ピット2
主な遺物
陶磁器
金属製品
木製品
特記事項 遺物は18世紀代以降の肥前系陶磁器を中心とする。
種別
散布地
その他
時代
縄文
主な遺構
土坑3
ピット2
主な遺物
土器
石器
特記事項 土坑群は陥穴主体。土器は中期後葉の加曽利E式主体。石器は打製石斧の断片が出土。
要約 [西谷町山王通遺跡 要約]
 西谷町山王通遺跡は横浜市の中西部、帷子川中流域左岸の丘陵斜面上に立地し、近世と縄文時代の複数の時代にわたり遺構・遺物を確認した遺跡である。調査地は相模鉄道本線西谷駅の南西側に位置している。遺跡の所在する横浜市保土ヶ谷区の西谷地区の段丘は、海抜標高は約25〜26mを測り、調査地点は帷子川とその支流である菅田川・中堀川の分岐地点同士のほぼ中間、帷子川分水路の東側にあたる。縄文時代の遺跡は、丘陵上の南向き斜面上に展開された、陥穴やピット群で構成される狩猟地を検出した。その周辺からは、縄文時代中期及び後期の深鉢形土器の破片や、打製石斧・磨石などの石器が見つかっている。近世では土坑や焼土址・溝状遺構など様々な種別の遺構を検出し、中でも溝状遺構は調査区全体を東西に通過するようにして確認することが出来た。調査地点の北側には、古くは八王子往還、又は八王子道と呼ばれた古道と目される道路があり、溝状遺構はこれらに沿う向きで確認されたことから、古道の側溝などの付帯施設であった可能性も考えられる。遺物は18世紀代以降の肥前系・瀬戸美濃系陶磁器、かわらけ、砥石などの石製品、銅製の煙管などの金属製品が出土している。西谷町山王通遺跡は本県横浜市域西部地域において複数の時代・時期にわたり展開する遺跡群の様相を解明していく上で、貴重な資料の一つとして評価出来る。 

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