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御領遺跡(第4次調査2011)・御領遺跡(第5次調査2012)

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/27705
引用表記 公益財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室 2015 『公益財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書73:御領遺跡(第4次調査2011)・御領遺跡(第5次調査2012)』公益財団法人広島県教育事業団
公益財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室 2015 『御領遺跡(第4次調査2011)・御領遺跡(第5次調査2012)』公益財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書73
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ファイル
書名 御領遺跡(第4次調査2011)・御領遺跡(第5次調査2012)
発行(管理)機関 (公財)広島県教育事業団 - 広島県
書名かな ごりょういせき(だい4じちょうさ2011)・ごりょういせき(だい5じちょうさ2012)
副書名 国道313号道路改良事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告 ; 3
巻次
シリーズ名 公益財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書
シリーズ番号 73
編著者名
編集機関
公益財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室
発行機関
公益財団法人広島県教育事業団
発行年月日 20150327
作成機関ID
郵便番号 733-0036
電話番号 082-295-5751
住所 広島県広島市西区観音新町4丁目8番49号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 御領遺跡(第4次調査2011)
遺跡名かな ごりょういせき
本内順位
遺跡所在地 広島県福山市神辺町上御領,下御領
所在地ふりがな ひろしまけんふくやましかんなべちょうかみごりょう,しもごりょう
市町村コード 34207
遺跡番号 34501-327
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 343346
東経(世界測地系)度分秒 1332423
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.562777 133.406388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20110411-20111007
調査面積(㎡)
5,185
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
竪穴住居跡
掘立柱建物跡
土坑
溝状遺構
主な遺物
弥生土器
土師器
石器
特記事項
遺跡名 御領遺跡(第5次調査2012)
遺跡名かな ごりょういせき
本内順位
遺跡所在地 広島県福山市神辺町上御領,下御領
所在地ふりがな ひろしまけんふくやましかんなべちょうかみごりょう,しもごりょう
市町村コード 34207
遺跡番号 34501-327
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 343342
東経(世界測地系)度分秒 1332420
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.561666 133.405555
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20120409-20120727
調査面積(㎡)
722
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
竪穴住居跡
溝状遺構
土坑
主な遺物
縄文土器
弥生土器
土師器
石器
特記事項
遺跡名 御領遺跡(第5次調査2012)
遺跡名かな ごりょういせき
本内順位
遺跡所在地 広島県福山市神辺町上御領,下御領
所在地ふりがな ひろしまけんふくやましかんなべちょうかみごりょう,しもごりょう
市町村コード 34207
遺跡番号 34501-327
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 343328
東経(世界測地系)度分秒 1332338
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.557777 133.393888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20120409-20120727
調査面積(㎡)
323
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
竪穴住居跡
溝状遺構
土坑
主な遺物
縄文土器
弥生土器
土師器
石器
特記事項
要約 [御領遺跡(第4次調査2011) 要約]
 A区では竪穴住居跡10,掘立柱建物跡2,溝状遺構9,土坑13,性格不明遺構2その他多数のピットを検出した。竪穴住居跡には平面形が円形と方形の2種があり,円形は概ね弥生時代後期頃,方形は古墳時代中期〜後期頃である。円形の竪穴住居跡には中央部の土坑を挟むように柱穴が対峙する2本柱構造のものもあった。溝状遺構(SD1)は東西方向に長さ25m・幅1.8m,断面は概ねU字形で,調査区外に延びると思われる。溝の内部からは中位付近から弥生時代末から古墳時代初め頃の土器類が多量に出土した。また,土坑は円形で深さが1〜1.6m程度のものがあり,井戸の可能性がある。  B区ではピットと流路痕跡を検出した。流水痕跡は幅15mで,北東端から南西端に続く。深さは検出面から1.3mで,上面に弥生時代から古墳時代の遺物が出土した。自然の流水痕跡と思われる。  C区では竪穴住居跡1,掘立柱建物跡6,溝状遺構16,土坑12,性格不明遺構2,ピット等を検出した。竪穴住居跡は楕円形もしくは円形で上面が削平されているので,壁溝と柱穴が存在するのみで床面は確認できなかった。6本柱の構造で複数回の建て替えが想定できた。時期は弥生時代後期頃である。掘立柱建物跡は調査区の中央部から南東寄りに6棟まとまって存在しており,建物の向きはほぼ東西南北に平行している。柱穴内からは古代頃の遺物が出土している。ほぼ同じ時期の一連の建物跡と考えられる。また溝は幅は約1m,深さは0.5〜1mで溝内からは弥生時代中期頃の遺物が出土している。土坑は径1m程で,深さは1〜1.5mであった。井戸のような遺構とも考えられる。 
[御領遺跡(第5次調査2012) 要約]
 A区では,竪穴住居跡4(SB1〜4),掘立柱建物跡3(SB5〜7),溝状遺構2(SD1・2),土坑22(SK1〜22),性格不明遺構5(SX1〜5),ピット約300を検出した。SB1・2・4は方形状プランで,時期は古墳時代初頭前後である。SB3は円形プランで,柱穴を中心に遺存する炭化材や焼土から,柱材等の焼却が想定される。時期は出土遺物からみて弥生時代中期である。SD1(幅1.5m・深さ0.3m)は南北方向に延びて第4次調査区SD1と繋がるもので,古墳時代初頭を中心とする土器が出土した。掘立柱建物跡や土坑の大半は奈良・平安時代を中心とする遺構であり,土師質土器の小皿が出土したSX2は遺跡東端では数少ない中世の遺構である。  B区は上下2面の遺構面があり,下層ではピット74,上層では溝状遺構2(SD1・2)・土坑2(SK1・2)・性格不明遺構1,ピット85を確認した。下層のピット群は,上層P1・2に縄文時代晩期の浅鉢が共伴することや出土遺物から,縄文時代晩期と考えられる。上層のSD1は幅2m以上,SD2は幅1m程度で,東西方向に並行する。時期は弥生時代後期〜古墳時代である。周辺でも縄文時代の遺構・遺物や大型の溝状遺構が確認されており,縄文〜古墳時代の集落が広がっていたと考えられる。 
[御領遺跡(第5次調査2012) 要約]
 A区では,竪穴住居跡4(SB1〜4),掘立柱建物跡3(SB5〜7),溝状遺構2(SD1・2),土坑22(SK1〜22),性格不明遺構5(SX1〜5),ピット約300を検出した。SB1・2・4は方形状プランで,時期は古墳時代初頭前後である。SB3は円形プランで,柱穴を中心に遺存する炭化材や焼土から,柱材等の焼却が想定される。時期は出土遺物からみて弥生時代中期である。SD1(幅1.5m・深さ0.3m)は南北方向に延びて第4次調査区SD1と繋がるもので,古墳時代初頭を中心とする土器が出土した。掘立柱建物跡や土坑の大半は奈良・平安時代を中心とする遺構であり,土師質土器の小皿が出土したSX2は遺跡東端では数少ない中世の遺構である。  B区は上下2面の遺構面があり,下層ではピット74,上層では溝状遺構2(SD1・2)・土坑2(SK1・2)・性格不明遺構1,ピット85を確認した。下層のピット群は,上層P1・2に縄文時代晩期の浅鉢が共伴することや出土遺物から,縄文時代晩期と考えられる。上層のSD1は幅2m以上,SD2は幅1m程度で,東西方向に並行する。時期は弥生時代後期〜古墳時代である。周辺でも縄文時代の遺構・遺物や大型の溝状遺構が確認されており,縄文〜古墳時代の集落が広がっていたと考えられる。 

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