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市ノ塚遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/24661
引用表記 (財)とちぎ生涯学習文化財団埋蔵文化財センタ− 2008 『栃木県埋蔵文化財調査報告303:市ノ塚遺跡』栃木県教育委員会他
(財)とちぎ生涯学習文化財団埋蔵文化財センタ− 2008 『市ノ塚遺跡』栃木県埋蔵文化財調査報告303
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ファイル
書名 市ノ塚遺跡
発行(管理)機関 (公財)とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センター - 栃木県
書名かな いちのづかいせき
副書名 経営体育成基盤整備事業小貝川西2期地区に伴う埋蔵文化財発掘調査
巻次 第2分冊 (1区 (古墳時代2・古代・中近世))
シリーズ名 栃木県埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 303
編著者名
編集機関
(財)とちぎ生涯学習文化財団埋蔵文化財センタ−
発行機関
栃木県教育委員会
(財)とちぎ生涯学習文化財団
発行年月日 20080324
作成機関ID
郵便番号 329-0418
電話番号 0285-44-8441
住所 栃木県下野市紫474番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 市ノ塚遺跡1区
遺跡名かな いちのづかいせき
本内順位
遺跡所在地 栃木県芳賀郡二宮町大字高田字権現北浦589・634〜648、権現東浦538-1・538-2・540〜549地内
所在地ふりがな とちぎけんはがぐんにのみやまちおおあざたかだあざごんげんきたうら589・634〜648、ごんげんひがしうら538-1・538-2・540〜549地内
市町村コード 09341
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒 362353
東経(日本測地系)度分秒 1400142
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.4012 140.0251
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20030411-20041029
調査面積(㎡)
23200
調査原因 経営体育成基盤整備事業
遺跡概要
種別
集落
古墳
時代
古墳
主な遺構
竪穴住居跡147
土坑20
方形区画溝1
主な遺物
土師器
須恵器
鉄製品(刀子・鉄鏃・紡錘車)
特記事項 古墳時代の集落
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
竪穴住居跡27
土坑2
円形有段遺構4
主な遺物
土師器
須恵器
鉄製品(刀子・鉄鏃・紡錘車)
特記事項 古代の集落
種別
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
方形区画溝1
掘立柱建物跡16
柵列遺構2
方形竪穴遺構42
地下式坑14
井戸跡32
溝跡72
小穴1763
主な遺物
青磁碗
白磁碗
緡銭
銅銭
銅鏡
鉄製品(釘)
漆製品(櫛)
堅果類
特記事項 中・近世の墓域
要約 [市ノ塚遺跡1区 要約]
南流する小貝川の右岸、西根台地の東端に立地する。市ノ塚遺跡の範囲は243,150m2に及び、区域内には1区から12区とした調査区 が設けられている。 市ノ塚遺跡1区は主に縄文時代早期・古墳時代~中近世の遺構が確認され、古墳時代の集落跡の規模は大きい。このうち縄文時代早期・ 古墳時代の約半分の遺構については、第一分冊において既報である。 古墳時代の竪穴住居跡は254軒になるが、本分冊ではそのうちの147軒の竪穴住居跡を報告している。古墳時代前期37軒、中期後葉 ~後期前葉33軒、後期54軒である。分布は台地の縁辺部(東側調査区)の低地を臨む平坦地に古墳時代前期を中心に分布しており竪穴 住居の重複が著しい。以降古代まで続いているが各期の軒数は減少傾向にある。一辺20mの方形に廻る溝に区画された範囲を確認したが 内区には遺構が確認されていない。 古代の竪穴住居は27軒になる。古墳時代に比べると軒数は激減する。主に9世紀代の竪穴住居が多いことから、古墳時代後期から奈良 時代にかけて以降が見られなくなる時期がある。古墳時代~古代の出土遺物には、土師器が多く出土しているが、須恵器は出土量が少ない。 古代の竪穴住居から「上田」と墨書された坏が3点確認されている。 中近世は一辺40mの方形に廻る溝に区画された範囲に掘立柱建物跡・井戸跡地下式坑・方形竪穴・土坑・小穴が集中しており15世紀 ~16世紀の墓域の可能性がある。 地下式坑からは貿易陶磁の青磁碗が出土している。青磁碗は見込みに型押しによる草花文を施す丸碗で、15世紀前半期に位置付けられるか。中国龍泉窯青磁の系譜を引く青磁であろう。また、土坑からは古銭78枚が一緡の緡銭が出土している。

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