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阿武隈川上流河川改修事業トロミ地区遺跡調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/23481
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.23481
引用表記 福島県文化振興財団遺跡調査部遺跡調査課 2013 『福島県文化財調査報告書490:阿武隈川上流河川改修事業トロミ地区遺跡調査報告』福島県教育委員会他
福島県文化振興財団遺跡調査部遺跡調査課 2013 『阿武隈川上流河川改修事業トロミ地区遺跡調査報告』福島県文化財調査報告書490
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書名 阿武隈川上流河川改修事業トロミ地区遺跡調査報告
発行(管理)機関 福島県教育委員会 - 福島県
有償頒布・配布ページ https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70017a/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな あぶくまがわじょうりゅうかせんかいしゅうじぎょうとろみちくいせきちょうさほうこく
副書名 トロミ遺跡 1・2次調査
巻次 2
シリーズ名 福島県文化財調査報告書
シリーズ番号 490
編著者名
編集機関
福島県文化振興財団遺跡調査部遺跡調査課
発行機関
福島県教育委員会
福島県文化振興財団
国土交通省東北地方整備局福島河川国道事務所
発行年月日 20131220
作成機関ID
郵便番号 9608688
電話番号 0245211111
住所 福島県福島市杉妻町2-16
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 トロミ遺跡(1・2次調査)
遺跡名かな とろみいせき
本内順位
遺跡所在地 福島県二本松市北トロミ・南トロミ
所在地ふりがな ふくしまけんにほんまつしきたとろみ・みなみとろみ
市町村コード 07210
遺跡番号 00138
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 373356
東経(世界測地系)度分秒 1402624
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.565555 140.44
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20110523-20111220
20120413-20121221
調査面積(㎡)
13100
12000
調査原因 阿武隈川上流河川改修に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
時代
縄文
主な遺構
土坑3
性格不明遺構1
焼土遺構1
主な遺物
石器
特記事項 ・遺構内は、地区によって様相が異なる。
・古代・中世には、居住域に隣接して生産域が存在することが判明した。
・鎌倉時代の井戸跡からは、大量のかわらけが出土している。
種別
集落
時代
奈良
主な遺構
竪穴住居12
土坑3
溝2
掘立柱建物2
主な遺物
縄文土器
土師器
須恵器
石器
特記事項
種別
集落
田畑
時代
平安
主な遺構
竪穴住居8
溝8
畑9
焼土遺構1
主な遺物
縄文土器
土師器
須恵器
石器
特記事項
種別
集落
時代
鎌倉
主な遺構
柱列6
土坑6
溝4
掘立柱建物15
井戸1
主な遺物
縄文土器
弥生土器
土師器
須恵器
かわらけ
陶磁器
石器
特記事項
要約 ・トロミ遺跡は阿武隈川東岸に形成された自然堤防上に存在する、縄文時代早期〜鎌倉時代にわたる複合遺跡である。
・調査5下・6区では、中世面から鎌倉時代の掘立柱建物跡・柱列跡・井戸跡・溝跡が検出され、古代面から奈良・平安時代の竪穴住居跡・溝跡が検出された。
鎌倉時代の掘立柱建物跡は桁行4間以上のものが主体をなし、6間以上の大型のものが6棟ある。
さらに、付近からは中国産陶磁器やかわらけが出土し、井戸跡からは多量のかわらけが出土していることから、鎌倉時代にはこの地の有力者の屋敷跡が存在したことが推測される。
また、奈良時代の竪穴住居跡は同位置で建て替えを行う傾向にある。さらに、その下層からは縄文時代の落し穴や遺物包含層を検出した。
・調査5中区では、古代及び中世の畑跡が合計9カ所検出された。
また、奈良時代の竪穴住居跡が群在して検出され、古代の畑跡はこれらの住居跡よりも新しい遺構であることが判明したことから、奈良時代以降には生産域であったことが推測される。 

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