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大膳野南貝塚発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/22593
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.22593
引用表記 国際文化財他 2014 『大膳野南貝塚発掘調査報告書』千葉市教育委員会
国際文化財他 2014 『大膳野南貝塚発掘調査報告書』
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ファイル
書名 大膳野南貝塚発掘調査報告書
発行(管理)機関 千葉市埋蔵文化財調査センター - 千葉県
書名かな だいぜんのみなみかいづかはっくつちょうさほうこくしょ
副書名
巻次
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
国際文化財
玉川文化財研究所共同企業体
発行機関
千葉市教育委員会
発行年月日 20140614
作成機関ID 12100
郵便番号 2600814
電話番号 0432665433
住所 千葉市中央区南生実町1210
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 大膳野南貝塚
遺跡名かな だいぜんのみなみかいづか
本内順位
遺跡所在地 千葉市緑区おゆみ野中央9丁目19番
所在地ふりがな ちばしみどりくおゆみのちゅうおう9ちょうめ19ばん
市町村コード 12105
遺跡番号 5045
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353231
東経(世界測地系)度分秒 1401112
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.541944 140.186666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20090602-20090630
20090716-20110619
調査面積(㎡)
1000
17270
調査原因 その他の建設(商業施設)
遺跡概要
種別
散布地
時代
旧石器
主な遺構
ブロック
主な遺物
石器
特記事項 種別:包蔵地
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
炉穴
陥穴
竪穴住居跡
土坑
土壙墓
屋外漆喰炉
小児土器棺
単独埋甕
埋葬人骨
埋葬犬骨
鹿頭骨列
貝層(北・南・西)
主な遺物
土器
石器
土製品(玦状耳飾+ミニチュア)
石製品(玦状耳飾+管玉)
獣骨
人骨
貝製品(垂飾+貝輪+貝刃等)
骨角器(鯨骨製骨刀・鹿角製垂飾・骨鏃等)
石製品(垂飾)
土製品(土偶+垂飾+ミニチュア等)
魚骨
特記事項 主な時代:縄文前期 諸磯b(浮島Ⅰ~Ⅱ)式期の拠点的集落
     中~後期 後期堀之内1式期のの貝塚を伴う環状集落
種別
古墳
時代
古墳
主な遺構
方墳
主な遺物
人骨
石製品(玉類)
鉄製品(直刀+鉄鏃)
須恵器
土師器
特記事項 主な時代:古墳後期
種別
集落
時代
平安
主な遺構
竪穴住居跡
土坑
主な遺物
土師器
須恵器
墨書土器
特記事項 主な時代:平安前期
種別
集落
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
土坑
溝状遺構
掘立柱建物跡
主な遺物
陶磁器
特記事項 主な時代:中近世
種別
交通
時代
昭和
平成
主な遺構
探照灯車通路状遺構
主な遺物
特記事項 主な時代:現代
種別:探照灯車通路状遺構
要約 大膳野南貝塚の発掘調査により、旧石器時代、縄文時代、古墳時代、平安時代、中・近世、現代の戦争関連遺構など、多岐にわたる時代の遺跡が発見された。旧石器時代についてはⅣ・Ⅶ・Ⅸ層で文化層が確認され、それぞれの文化層でブロックが検出された。縄文時代早期では炉穴、陥し穴が検出された。縄文時代前期については諸磯b(浮島Ⅰ~Ⅱ)式期の拠点的集落が検出された。千葉市域および隣接する市原市域をあわせても、当該期集落としては最大級の規模である。また、多量の獣骨を伴う大型住居の発見は特筆されよう。縄文時代中期末~後期については、堀之内1式期を主体時期とする貝塚を伴う環状集落の全貌をほぼ明らかにすることが出来た。とくに新知見となる縄文時代における「漆喰」を使用した遺構(漆喰貼床住居、漆喰炉など)の発見は特筆されよう。また、廃屋墓(複葬・単葬)、小児土器棺、土坑墓などから、合計30体の人骨が出土した。縄文時代の遺物については、総量で824箱を数える多種多様な遺物が出土したが、中でもJ105号住(堀之内1式期)から出土した鯨骨製骨刀は注目に値する。古墳時代では終末期の方墳、古代では平安時代前期集落、中・近世ではシシ穴関連遺構の可能性がある溝状遺構と陥し穴状の土坑、現代の戦争関連遺構としては陸軍照空部隊の探照灯車用通路と推定される切り通し状の遺構が発見された。

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