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神子曽遺跡・石田遺跡・才門遺跡・曽根遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/20198
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.20198
引用表記 公益財団法人兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部 2014 『兵庫県文化財調査報告468:神子曽遺跡・石田遺跡・才門遺跡・曽根遺跡』兵庫県教育委員会
公益財団法人兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部 2014 『神子曽遺跡・石田遺跡・才門遺跡・曽根遺跡』兵庫県文化財調査報告468
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書名 神子曽遺跡・石田遺跡・才門遺跡・曽根遺跡
発行(管理)機関 兵庫県教育委員会 - 兵庫県
書名かな みこそいせき・いしだいせき・さいかどいせき・そねいせき
副書名 (主)洲本灘賀集線(阿万バイパス)道路改良事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 兵庫県文化財調査報告
シリーズ番号 468
編著者名
編集機関
公益財団法人兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部
発行機関
兵庫県教育委員会
発行年月日 20140331
作成機関ID
郵便番号 6508567
電話番号
住所 神戸市中央区下山手通5丁目10番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
神子曽遺跡 : 遺跡調査番号:2004216 遺跡調査番号:2003165
石田遺跡 : 遺跡調査番号:2004217
才門遺跡 : 遺跡調査番号:2004218
曽根遺跡 : 遺跡調査番号:970389 遺跡調査番号:980170
南あわじ市
所収論文
所収遺跡
遺跡名 神子曽遺跡
遺跡名かな みこそいせき
本内順位 1
遺跡所在地 南あわじ市賀集鍛冶屋
所在地ふりがな みなみあわじしかしゅうかじや
市町村コード 28224
遺跡番号 970067
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 341530
東経(世界測地系)度分秒 1344444
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.258333 134.745555
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041124-20050318
20031023-20031029
調査面積(㎡)
4785
152
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
弥生
奈良
中世(細分不明)
主な遺構
廃棄土坑4
住居跡1
周溝墓18
木棺墓4
土器棺墓5
掘立柱建物15
土坑
主な遺物
縄文土器
弥生土器
土師器
須恵器
陶磁器
石器
鉄滓
羽口
特記事項 縄文時代中期前半の集落、弥生時代中期中葉の周溝墓群、中世の鍛冶屋関連遺物

主な時代:縄文中期 弥生中期から後期 奈良 中世前期
遺跡名 石田遺跡
遺跡名かな いしだいせき
本内順位 2
遺跡所在地 南あわじ市賀集鍛冶屋
所在地ふりがな みなみあわじしかしゅうかじや
市町村コード 28224
遺跡番号 970066
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 341537
東経(世界測地系)度分秒 1344440
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.260277 134.744444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041122-20050121
調査面積(㎡)
1732
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
奈良
主な遺構
掘立柱建物2
土坑
主な遺物
須恵器
土師器
特記事項
遺跡名 才門遺跡
遺跡名かな さいかどいせき
本内順位 3
遺跡所在地 南あわじ市賀集鍛冶屋
所在地ふりがな みなみあわじしかしゅうかじや
市町村コード 28224
遺跡番号 970065
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 341543
東経(世界測地系)度分秒 1344436
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.261944 134.743333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041018-20050121
調査面積(㎡)
824
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
奈良
主な遺構
流路
主な遺物
須恵器
土師器
特記事項
遺跡名 曽根遺跡
遺跡名かな そねいせき
本内順位 4
遺跡所在地 南あわじ市北阿万筒井
所在地ふりがな みなみあわじしきたあまつつい
市町村コード 28224
遺跡番号 970052
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 341449
東経(世界測地系)度分秒 1344445
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.246944 134.745833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19971215-19971222
19981026-19981030
調査面積(㎡)
326
470
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
平安
近世(細分不明)
主な遺構
柱穴
主な遺物
国府型ナイフ形石器
翼状剥片
須恵器
土師器
陶磁器
特記事項 国府型ナイフ形石器
要約 曽根遺跡出土の旧石器は、国府型ナイフ形石器と翼状剥片がともに出土していることから、淡路島南部における瀬戸内技法の展開を考える上で興味深い資料である。神子曽遺跡で検出された縄文時代中期の廃棄土坑から出土している土器はキャリパー形の器形を持ち、縄文を地文に半裁竹管で文様を施すものが主体となっており、中期前半の船元3式に位置付けられるものである。船元式についてはこれまでも島内で資料が確認されているものの、今回遺構からまとまって出土した意義は大きいと考える。弥生時代では、神子曽遺跡で複数地区で中期を中心とした遺構が認められる。種類としては周溝墓、木棺墓、土器棺墓といった埋葬遺構が多く、集落の中で居住域が墓域に変化している状況も認められる。また、周溝墓から出土した供献土器には中期中葉を中心としており、この地域の弥生時代社会を考える上で新たな資料を提供することとなった。奈良時代ではいくつか掘立柱建物があり、遺物は各遺跡の調査区全体で検出されている。立地の点から見ても、今回の調査区は淡路国府から律令期の大規模建物や製塩関係遺物が多く出土している九蔵遺跡を結ぶ経路上にあり、今後の調査により周辺で奈良時代の遺構が発見される可能性は高い。中世(13世紀-14世紀)も遺構が多い。当時、淡路国の守護所は国府周辺に置かれており、三原平野は前代に引き続き淡路の中心であった。また、文献上は南北朝の抗争や在地国人層の勢力拡大が伺われる時代であり、今回報告した掘立柱建物群もそうした歴史上の動向を反映して営まれたものであろう。

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