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富山市八ヶ山A遺跡発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/18524
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.18524
引用表記 株式会社上智富山支店 2015 『富山市埋蔵文化財調査報告71:富山市八ヶ山A遺跡発掘調査報告書』富山市教育委員会埋蔵文化財センター
株式会社上智富山支店 2015 『富山市八ヶ山A遺跡発掘調査報告書』富山市埋蔵文化財調査報告71
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書名 富山市八ヶ山A遺跡発掘調査報告書
発行(管理)機関 富山市 - 富山県
書名かな とやましはっかやまえーいせきはっくつちょうさほうこくしょ
副書名 堀井鉄工株式会社工場建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告
巻次
シリーズ名 富山市埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 71
編著者名
編集機関
株式会社上智富山支店
発行機関
富山市教育委員会埋蔵文化財センター
発行年月日 20150331
作成機関ID 16201
郵便番号 9300091
電話番号 0764424246
住所 富山県富山市愛宕町1-2-24
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 八ヶ山A遺跡
遺跡名かな はっかやまえーいせき
本内順位
遺跡所在地 富山県富山市八町南
所在地ふりがな とやまけんとやましはっちょうみなみ
市町村コード 16201
遺跡番号 2010229
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 364352
東経(世界測地系)度分秒 1371130
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.731111 137.191666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20140422-20140529
調査面積(㎡)
430
調査原因 工場建設
遺跡概要
種別
集落
時代
古代(細分不明)
中世(細分不明)
主な遺構
古代-溝
井戸
土坑
主な遺物
古代-土師器
須恵器
土錘
鉄滓
特記事項
種別
時代
主な遺構
中世-溝
井戸
土坑
主な遺物
中世-土師器
珠洲
木製品(板状
箸上木製品)
特記事項
要約 遺跡は富山市北西部の神通川下流左岸の平野部に立地する。古代と中世の2時期の遺構を検出した。
古代の遺構は、8世紀後半から9世紀を主体とし、溝・井戸・士坑等がある。溝は直交するように延び、区画溝とみられる。また、耕作痕あるいは住居等の小さな区画とみられる小溝群がある。
中世の遺構は、13世紀後半から14世紀前半を中心とし、溝・井戸・土坑等がある。溝は、3条が一単位となるように平行し、古代と同様に区画溝とみられる。溝内の土壌の自然科学分析においても水の影響が少ない好気的環境にあったとされ、水路等ではなく、区画溝の蓋然性が高い。また、井戸から出土した箸状木製品は、他の食膳具が共伴しないことや他遺跡の事例から、祭記具として使用されたと考えられる。
 古代の区画溝も中世の区画溝も方位を同じくすることから、長期にわたって同じ地割を踏襲しながら集落が営まれたことがわかる。周辺の遺跡では、本遺跡と類似した方位・規模をもっ区画溝が検出されており、同様の集落が広く展開していたことが推測される。これらの集落群は、史料でこの付近に存在したと推定されている古代「寒江郷」や中世「寒江荘」に比定できる可能性がある。

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