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八尾南遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/17494
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.17494
引用表記 財団法人大阪府文化財センター 2008 『財団法人大阪府文化財センター調査報告書172:八尾南遺跡』財団法人大阪府文化財センター
財団法人大阪府文化財センター 2008 『八尾南遺跡』財団法人大阪府文化財センター調査報告書172
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書名 八尾南遺跡
発行(管理)機関 大阪府文化財センター - 大阪府
有償頒布・配布ページ https://www.occh.or.jp/?s=book
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな やおみなみいせき
副書名 大和川改修(高規格堤防)建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 財団法人大阪府文化財センター調査報告書
シリーズ番号 172
編著者名
編集機関
財団法人大阪府文化財センター
発行機関
財団法人大阪府文化財センター
発行年月日 20080310
作成機関ID 27000
郵便番号 5900105
電話番号 0722998791
住所 大阪府堺市竹城台3丁21-4
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
第1分冊(遺構編)
第2分冊(遺物・分析・総括編) 
第3分冊(写真図版編)
付編大和川右岸堤防の調査 若林地区三箇用水樋撤去に伴う(第2分冊に収録)
付編遺跡情報は採れるものは本文より採った。
所収論文
所収遺跡
遺跡名 八尾南遺跡
遺跡名かな やおみなみいせき
本内順位
遺跡所在地 大阪府八尾市若林3丁目
所在地ふりがな おおさかふやおしわかばやし
市町村コード 27212
遺跡番号 67
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 343533
東経(世界測地系)度分秒 1353501
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.5925 135.583611
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20000518-20001031
20010420-20020329
20020401-20040227
調査面積(㎡)
3180
4763
3550
調査原因 大和川改修(高規格堤防)
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
主な遺構
主な遺物
石核(サヌカイト製)
剥片
特記事項 後期旧石器-下部沖積層中にをおいて石核・剥片を検出。

種別
田畑
時代
弥生
主な遺構
水田畦畔
水路
主な遺物
弥生土器
石製品
特記事項 弥生時代前期~中期初頭-調査区ほぼ全域に広がる水田を確認。
種別
集落
田畑
時代
弥生
主な遺構
竪穴建物
掘立柱建物
井戸
水路
土坑
水田畦畔
ピット
主な遺物
弥生土器
木製品
石製品
鉄製品
ガラス玉
土製品
特記事項 弥生時代後期前半-厚い洪水砂に埋没した居住域と生産域からなる集落の検出。周堤を備える竪穴建物の検出。絵画土器の出土。
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
周溝墓
土坑
井戸
竪穴建物
掘立柱建物
河川
主な遺物
弥生土器
土師器
木製品
石製品
特記事項 弥生時代後期末 ~古墳時代初頭-前方後方形を含む方形周溝墓を36基確認。完形の土器を大量に含む溝・流路の確認。墓域西側に広がっていた可能性のある居住域の一部を確認。
種別
古墳
時代
古墳
主な遺構
古墳
土坑
井戸
主な遺物
須恵器
土師器
木製品
石製品
種実
特記事項 古墳 時代中期~後期 -帆立貝形を含む3基以上の古噴周溝の確認。種実を伴う壷を入れた祭祀井戸の確認。/
種別
集落
田畑
時代
古代(細分不明)
中世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物
土壙墓
土坑
ピット
主な遺物
陶磁器
瓦器
土師器
須恵器
木製品
石製品
特記事項 古代末~中世-条里地割に即した溝、土坑墓を近辺に伴 う掘立柱建物の検出。
種別
田畑
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
水路
土坑
主な遺物
陶磁器
土師器
石製品
特記事項 中世~近世-併走する幅広の溝 を確認。
遺跡名 大和川右岸堤防
遺跡名かな やまとがわうがんていぼう
本内順位 2
遺跡所在地 大阪府八尾市若林3丁目
所在地ふりがな おおさかふやおしわかばやし3ちょうめ
市町村コード 27212
遺跡番号 67
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
調査期間
20060221
20060303-20060304
調査面積(㎡)
調査原因
遺跡概要
種別
その他
時代
近世(細分不明)
主な遺構
主な遺物
特記事項 堤防-近世-宝永元年(1704)に付け替えが行われた新大和川の堤防規模を確認
種別 : 堤防
要約  2002~2004年の3年にわたって調査を実施し、旧石器時代から中世にかけて連綿と続く遺構面を検出した。中でも、厚い洪水砂によって埋没した弥生時代後期遺構面では、居住域と生産域が後の削平を受けることなく、ほぼ当時のまま残存しており、当該期の集落像を考える上で、極めて重要な成果を得ることができた。このうちの竪穴建物は周囲に堤を備えており、こうした周堤を有する建物の検出例は全国的にみても極めて希少であることから、竪穴建物の構造を考える上でも、重要な資料を得ることができている。
 このほか弥生時代前期末から中期初頭の遺構面では、調査区のほぼ全域に整然と並んで配置された小区画水田を確認した。当該期の良好な水田遺構は類例も少ないことから、基礎的な資料として重要である。
 さらに、弥生時代後期末から古墳時代初頭の遺構面においては、調査区全域に展開する墓域を検出した。検出した周溝墓の総数は36基を数え、中には前方後方形を呈するものも含まれていた。
 遺物の上では、弥生時代後期の遺構面から出土した絵画土器が特筆される。特に竜をモチーフとしたと考えられる土器は、従来知られている類例と比較しても極めて具象的な表現手法を用いており、注目される。

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