唐津城跡本丸5

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/142952
引用表記 唐津市教育委員会 2024 『唐津市文化財調査報告書195:唐津城跡本丸5』唐津市教育委員会
唐津市教育委員会 2024 『唐津城跡本丸5』唐津市文化財調査報告書195
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ファイル
書名 唐津城跡本丸5
発行(管理)機関 唐津市 - 佐賀県
書名かな からつじょうあとほんまる5
副書名 唐津城石垣再築整備事業報告書5(15・16面調査区)
巻次 5
シリーズ名 唐津市文化財調査報告書
シリーズ番号 195
編著者名
編集機関
唐津市教育委員会
発行機関
唐津市教育委員会
発行年月日 20240329
作成機関ID 41202
郵便番号 8470013
電話番号
住所 佐賀県唐津市南城内1番1号 大手口センタービル6階
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 唐津城跡
遺跡名かな からつじょうあと
本内順位
遺跡所在地 佐賀県唐津市東城内
所在地ふりがな さがけんからつしひがしじょうない
市町村コード 41202
遺跡番号 0724
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 332713
東経(世界測地系)度分秒 1295843
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.453611 129.978611
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20150603-20191114
調査面積(㎡)
77
調査原因 唐津城石垣再築整備事業
遺跡概要
種別
集落
城館
その他の生産遺跡
時代
近世(細分不明)
主な遺構
櫓台
石塁
石段
石垣
瓦堆積層
硬化面
栗石層
石列
排水遺構
石積
旧石垣
主な遺物
陶器
磁器
瓦質土器
土師器
石製品
金属製品
軒丸瓦
軒平瓦
飾瓦
道具瓦
丸瓦
平瓦
ガラス製品
特記事項 唐津城本丸東端にあたる櫓台周辺で実施した文化財調査。平成20年度から令和5年度まで実施した石垣修復に伴う文化財調査の総括。
要約  本丸東端の15・16面調査区では、櫓台を構成する内面石垣を検出した。この櫓台の南では15面上段石垣天端に沿う石垣と控柱跡を、平成20~21年度に実施した文化財調査で確認しており、本丸東側塁線が櫓と塀で囲まれていたことを確認した。 石垣解体時には、15面上段石垣裏に埋没した15面裏盛土内石積や15面裏北端旧石垣を検出した。15面裏盛土内石積の性格は不明だが、15面裏北端旧石垣は古段階の櫓台を構成する石垣で、前回報告(『唐津城跡本丸4』2023)した15面裏南端旧石垣よりも層位的に古い石垣であることを確認した。 これらの15・16面調査区での文化財調査成果も踏まえ、平成20年度から実施してきた唐津城石垣再築整備事業全体における文化財調査成果を整理した。まず、出土軒瓦の分類と編年を行い、江戸時代前期以前における指標となる軒瓦群の特徴とその変遷を確認した。次に発掘調査等で測量した石垣を中心に、その特徴と検出状況を整理し、唐津城石垣の変遷を把握した。これらの内容をもとに、唐津城築城期における時代変遷を確認し、その具体的な実像を浮き彫りにした。これにより、定説とされる唐津城築城年代(1602~1608)の前に、古段階の曲輪群で構成された「唐津古城」(仮称)が豊臣政権により築城され、その後も存続してしており、その築城年代上限は肥前名護屋城築城開始と同じ天正19年(1591)に比定されることが明らかになった。また、天守台構築を目的とした本丸南半の石垣も定説の築城年代より後に築かれていたことを確認した。これらの内容は、唐津城や唐津藩のみならず、唐津そのものの歴史を見直す程の極めて重要な調査となった。

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