甲府城下町遺跡34(山梨県甲府市中央5丁目5・6区)

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/142815
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.142815
引用表記 昭和測量株式会社 2025 『甲府市文化財調査報告142:甲府城下町遺跡34(山梨県甲府市中央5丁目5・6区)』山梨県中北建設事務所他
昭和測量株式会社 2025 『甲府城下町遺跡34(山梨県甲府市中央5丁目5・6区)』甲府市文化財調査報告142
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書名 甲府城下町遺跡34(山梨県甲府市中央5丁目5・6区)
発行(管理)機関 昭和測量(株) - 山梨県
書名かな こうふじょうかまちいせき34(やまなしけんこうふしちゅうおう5ちょうめ5・6く)
副書名 都市計画道路和戸町竜王線街路事業に伴う発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 甲府市文化財調査報告
シリーズ番号 142
編著者名
編集機関
昭和測量株式会社
発行機関
山梨県中北建設事務所
甲府市教育委員会
昭和測量株式会社
発行年月日 20250314
作成機関ID 19201
郵便番号 4000032
電話番号 0552354448
住所 山梨県甲府市中央3-11-27
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 甲府城下町遺跡
遺跡名かな こうふじょうかまちいせき
本内順位
遺跡所在地 山梨県甲府市中央5丁目
所在地ふりがな やまなしけんこうふしちゅうおう5ちょうめ
市町村コード 19201
遺跡番号 253
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353929
東経(世界測地系)度分秒 1383430
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.658055 138.575
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20210721-20211029
20220622-20220719
調査面積(㎡)
560
163.1
調査原因 都市計画道路和戸町竜王線街路事業
遺跡概要
種別
集落
時代
近世(細分不明)
近代(細分不明)
主な遺構
土坑
大型土坑
廃棄土坑
埋桶
埋甕
井戸
小穴
集石遺構
建物跡
石列
溝状遺構
地鎮遺構
主な遺物
磁器
陶器
土器
土製品
木製品
石製品
金属製品
骨角製品
ガラス製品
動物遺体
種子
特記事項 近代の地鎮遺構として十字に組まれたカワラケに水晶が埋納さていた。近世から近代の井戸5基が並列して検出された。
要約  5区では特筆すべき遺構として、A地点とB地点で近世末から近代の遺構と推定される地鎮遺構が検出されている。A地点では建物礎石が検出され、礎石周辺から地鎮遺構としてカワラケが5枚伏せられた状態で出土し、内部にはそれぞれ水晶が埋納されていた。また、B地点では調査区北側の礎石周辺で、地鎮遺構としてカワラケが5枚伏せた状態で十字に組まれて出土した。内部にはそれぞれ水晶が埋納されており、周辺からは寛永通宝が数枚重なって出土している。いずれも地鎮に伴い埋納されたものと推定される。
 6区では調査区の東端に南北に並ぶ5基の井戸を検出した。いずれも掘り抜きの井戸で、1基は近代の上総掘りの井戸と考えられる。すぐわきには同様のポンプ揚水式の井戸の可能性がある管上の穴が分布していた。他の4基は近世の井戸と考える。下部で井桁が検出されたもの1基、下部で石積みの井戸枠が検出されたもの1基、素掘りのもの2基である。素掘りのものも桶の井戸枠が設置されていた可能性がある。甲府上水は調査区付近まで整備されていたと推定されているが、調査区内では明確な上水関連の遺構は検出していない。

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