津屋崎塩田遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/142497
引用表記 福津市教育委員会 2020 『福津市文化財調査報告書25:津屋崎塩田遺跡』福津市教育委員会
福津市教育委員会 2020 『津屋崎塩田遺跡』福津市文化財調査報告書25
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ファイル
書名 津屋崎塩田遺跡
発行(管理)機関 福津市 - 福岡県
書名かな つやざきえんでんいせき
副書名
巻次
シリーズ名 福津市文化財調査報告書
シリーズ番号 25
編著者名
編集機関
福津市教育委員会
発行機関
福津市教育委員会
発行年月日 20200331
作成機関ID 40224
郵便番号 8113293
電話番号 0940625093
住所 福岡県福津市中央一丁目1-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されていない(発掘調査報告書総目録の掲載対象外)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 津屋崎塩田遺跡
遺跡名かな つやざきえんでんいせき
本内順位
遺跡所在地 福岡県福津市津屋崎5丁目
所在地ふりがな ふくおかけんふくつしつやざき5ちょうめ
市町村コード 40224
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 334753
東経(世界測地系)度分秒 1302741
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.798055 130.461388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20181016-20190130
調査面積(㎡)
1429
調査原因 宅地造成
遺跡概要
種別
その他の生産遺跡
時代
江戸
明治
主な遺構
塩田に伴う区画溝
暗渠
土坑
主な遺物
陶磁器
木製品
銅銭
浜石
特記事項 津屋崎塩田跡における初めての考古学的調査
要約  調査地は寛保3(1743)年から明治44(1911)年まで操業が続いた津屋崎塩田の二十二番塩田と伝わる区画の一部に該当する。今回の調査は津屋崎塩田に関する初めての考古学的調査である。宅地造成にかかる道路範囲が発掘調査対象範囲であり、遺構としては塩田の区画溝、鹹水の導水施設である暗渠、内部に石炭ガラ等を含む砂採取土坑、鹹水の貯蔵施設である前壺などが検出された。暗渠内部からは竹内部の節を刳り貫いて連結させた「竹の樋」といわれる導水管を確認した。前壺は壁面と底面に粘土を貼り付け漏水防止をはかっている。各遺構からは少量であるが近世陶磁器や木製品が出土した。調査で検出した区画溝と「津屋崎塩田全図」(明治44年)の区画はほぼ一致しており区画溝の切りあいもないことから、江戸期の塩田地割に関する絵図等は現存しないものの、基本的に明治期の塩田地割は江戸期のそれを踏襲している可能性が高いことが判明した。

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