市原市天神台遺跡III
| URL | https://sitereports.nabunken.go.jp/142096 |
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| 引用表記 | 市原市教育委員会( 市原市埋蔵文化財調査センター) 2023 『市原市埋蔵文化財調査センター調査報告書第58 集:市原市天神台遺跡III』市原市教育委員会( 市原市埋蔵文化財調査センター) |
| 市原市教育委員会( 市原市埋蔵文化財調査センター) 2023 『市原市天神台遺跡III』市原市埋蔵文化財調査センター調査報告書第58 集 | |
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| ファイル | |
| 書名 | 市原市天神台遺跡III |
| 発行(管理)機関 | 市原市 - 千葉県 |
| 書名かな | いちはらしてんじんだいいせきさん |
| 副書名 | 上総国分寺台遺跡調査報告 |
| 巻次 | XXIX( 29 ) |
| シリーズ名 | 市原市埋蔵文化財調査センター調査報告書 |
| シリーズ番号 | 第58 集 |
| 編著者名 | |
| 編集機関 |
市原市教育委員会( 市原市埋蔵文化財調査センター)
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| 発行機関 |
市原市教育委員会( 市原市埋蔵文化財調査センター)
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| 発行年月日 | 20230328 |
| 作成機関ID | |
| 郵便番号 | 290-0011 |
| 電話番号 | 0436-41-9000 |
| 住所 | 千葉県市原市能満1489 番地 |
| 報告書種別 |
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
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| 資料タイプ | Research Paper |
| 発掘調査報告 | 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象) |
| 所蔵大学(NCID) | |
| JP番号 | |
| 他の電子リソース |
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| 備考 | |
| 所収論文 | |
| 所収遺跡 | |
| 要約 | 天神台遺跡は、養老川下流右岸に位置し、国分寺台地区南西部の台地上に広がる集落遺跡である。本書は、天神台遺跡検出遺構のうち、弥生時代以降の居住域を報告対象とする。竪穴建物跡は、弥生時代中期後葉4 棟、同後期224 棟、同終末期208 棟、古墳時代前期37 棟、同中期1 棟、同終末期1 棟、古代17 棟が検出されている。墳墓数が最も多い弥生時代中期後葉の竪穴建物跡は4 棟に過ぎず、居住域の中心部分は調査範囲外に存在すると見られる。弥生時代後期以降に竪穴建物跡数は急激な増加を見せるが、対照的に墳墓数は減少し、当該期を通じた被葬者層の限定化が窺える。検出遺構数の時期的変化は、弥生時代から古墳時代の過渡期における社会動向を反映すると見られる。周辺遺跡においても検出遺構数の増減パターンは近似しており、自然環境変化等の背景が存在し、より広域での社会変化へ結びついた可能性がある。古墳時代中期は居住域に限らず、上層の諏訪台古墳群においても墳墓築造の空白期にあたり、姉崎古墳群の分布する養老川下流左岸域、菊間古墳群の分布する村田川下流域への集中と相関する様相と見られる。奈良時代には、国分寺成立以前の建物群が分布し、流通に関連する公的施設、あるいは墓域に伴う寺院関係施設の可能性が考えられる。 |