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穂高古墳群 2015年度 F9号墳発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/139721
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.139721
引用表記 國學院大學文学部考古学研究室 2017 『國學院大學文学部考古学実習報告54:穂高古墳群 2015年度 F9号墳発掘調査報告書』國學院大學文学部考古学研究室
國學院大學文学部考古学研究室 2017 『穂高古墳群 2015年度 F9号墳発掘調査報告書』國學院大學文学部考古学実習報告54
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書名 穂高古墳群 2015年度 F9号墳発掘調査報告書
発行(管理)機関 國學院大學 - 東京都
書名かな ほたかこふんぐん 2015ねんど F9ごうふんはっくつちょうさほうこくしょ
副書名
巻次
シリーズ名 國學院大學文学部考古学実習報告
シリーズ番号 54
編著者名
編集機関
國學院大學文学部考古学研究室
発行機関
國學院大學文学部考古学研究室
発行年月日 20171214
作成機関ID 13000
郵便番号 1508440
電話番号 0354660248
住所 東京都渋谷区東4-10-28
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 穂高古墳群 F9号墳
遺跡名かな ほたかこふんぐん F9ごうふん
本内順位
遺跡所在地 長野県安曇野市穂高柏原3653
所在地ふりがな ながのけんあづみのしほたかかしわばら3653
市町村コード 20220
遺跡番号 2-F9
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 361856
東経(世界測地系)度分秒 1375040
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.315555 137.844444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20150826-20150904
調査面積(㎡)
33.25
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
古墳
時代
古墳
古代(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
主な遺物
土師器
須恵器
武器
馬具
装身具
陶器
特記事項 本書は、穂高古墳群F9号墳の第7次発掘調査報告書である。この平成27(2015)年度は、第Ⅰトレンチにて横穴式石室の調査を進めた。また、墳丘端部・盛土の確認を行うため、墳丘北側の第Ⅳトレンチを拡張した。第Ⅳトレンチでは、周溝埋土や墳丘盛土とみられる土層を確認し、第Ⅰトレンチでは、石室内の東側のみを調査した結果、概ね床面の検出に至った。また、第Ⅳトレンチからは、土師器が出土し、墳丘周辺で灯明皿などを表面採集した。石室からは、土師器(椀など)、須恵器(子持壺)、武器(両頭金具・鉄鏃)、馬具(轡・鉸具・飾金具)、装身具(切子玉・ガラス小玉)、赤色顔料などが出土した。なお本書では、これまでの中間報告も兼ねて、過年度の調査成果も含めた検討を行った。その結果、F9号墳の墳丘径を約11.0mと推定できたほか、墳丘・石室の構築過程についても大要を把握した。烏川右岸の微高地上に位置するF9号墳は、自然堆積層を掘削した掘方内部に石室の下部を設けたのち、石室上部と墳丘盛土を並行して構築する手順を経て完成された可能性が高い。また、遺物の年代とその出土状況から、築造後におけるF9号墳の変遷過程を6段階に整理した。6世紀後半~7世紀初頭とみられる初葬時以降も、7世紀中頃・8世紀前半など、幾度かにわたって石室内に遺物が残されたのち、古墳としての機能を終えたとみられる。その後、9世紀末~11世紀前半に、ウマの歯が置かれるなど何らかの用途で再利用されたらしい。このほか、墳丘・石室規模や出土遺物の比較を通して、F9号墳が、穂高古墳群における中位階層に属する古墳とみなせる可能性が出てきた。
要約

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