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西原大塚遺跡第235地点

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/131583
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.131583
引用表記 埼玉県志木市教育委員会 2023 『志木市の文化財89:西原大塚遺跡第235地点』埼玉県志木市教育委員会
埼玉県志木市教育委員会 2023 『西原大塚遺跡第235地点』志木市の文化財89
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書名 西原大塚遺跡第235地点
発行(管理)機関 志木市 - 埼玉県
書名かな にしはらおおつかいせき235ちてん
副書名 埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 志木市の文化財
シリーズ番号 89
編著者名
編集機関
埼玉県志木市教育委員会
発行機関
埼玉県志木市教育委員会
発行年月日 20230331
作成機関ID 11228
郵便番号 3530002
電話番号 0484731111
住所 埼玉県志木市中宗岡1丁目1番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 西原大塚遺跡(第235地点)
遺跡名かな にしはらおおつかいせき
本内順位
遺跡所在地 志木市幸町2丁目6626、6227
所在地ふりがな しきしさいわいちょう
市町村コード 11228
遺跡番号 09‐007
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 354939
東経(世界測地系)度分秒 1393359
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.8275 139.566388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20211025-20220331
調査面積(㎡)
1542.37
調査原因 分譲住宅建設及び道路新設工事
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
主な遺構
石器集中地点3
礫群3
主な遺物
石器
炭化物
特記事項
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
炉穴1
ピット1
主な遺物
なし
特記事項
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
住居跡16
主な遺物
土器
土製品
石器
特記事項
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
住居跡1
主な遺物
土器
石製品
特記事項
種別
集落
時代
中世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建築遺構1
土坑26
井戸跡2
畝状遺構群1
ピット112
主な遺物
土器
陶磁器
特記事項 中世以降の掘立柱建築遺構(5T)から陶磁碗・香炉がまとまって出土した。
要約  西原大塚遺跡は柳瀬川の南東、武蔵野台地北東端部に所在する縄文時代中期の環状集落や弥生時代後期から古墳時代前期の集落跡を主体とする遺跡である。今回は遺跡の北東部に位置する第235地点の調査成果を収録している。本地点では旧石器時代から近世までの遺構・遺物が確認された。
 旧石器時代では、TP1(立川ローム第Ⅳ~第Ⅴ層)において5号礫群を伴う20号石器集中地点、TP4(立川ローム第Ⅶ~第Ⅸ層)において21号石器集中地点、TP15(立川ローム第Ⅲ層)において6号礫群を伴う22号石器集中地点、TP9(立川ローム第Ⅲ層)において7号礫群を確認した。小計は石器集中地点3か所、礫群3か所となる。
 弥生時代後期~古墳時代前期では、16軒の住居跡(640~655号住居跡)を確認した。そのうち、651・655号住居跡の2軒は床面上から多くの炭化材が出土していることから焼失住居と考えられる。古墳時代後期では、北西壁沿い中央部にカマドを有する31号住居跡を確認した。出土遺物から5世紀末葉の時代が与えらえ、本遺跡でカマドを有する住居跡の中では最古段階に位置付けられると考えられる。
 中世以降では、掘立柱建築遺構1棟、土坑26基、井戸跡2基などが確認された。5号掘立柱建築遺構は、東西方向に主軸を有する桁行3間✕梁行1間の側柱建物で、北西隅を形成する3基の柱堀方から、口縁部を人為的に半周打ち欠いた共通の形状を呈する陶磁碗・香炉が計4個隊出土した。5号掘立柱建築遺構の築造年代は、出土遺物から17世後葉に比定される。

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