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埋蔵文化財調査(市内遺跡)報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/130206
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.130206
引用表記 千葉市埋蔵文化財調査センター 2019 『市内遺跡報告書31:埋蔵文化財調査(市内遺跡)報告書』千葉市埋蔵文化財調査センター
千葉市埋蔵文化財調査センター 2019 『埋蔵文化財調査(市内遺跡)報告書』市内遺跡報告書31
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ファイル
書名 埋蔵文化財調査(市内遺跡)報告書
発行(管理)機関 千葉市埋蔵文化財調査センター - 千葉県
書名かな まいぞうぶんかざいちょうさ(しないいせき)ほうこくしょ
副書名 平成30年度
巻次
シリーズ名 市内遺跡報告書
シリーズ番号 31
編著者名
編集機関
千葉市埋蔵文化財調査センター
発行機関
千葉市埋蔵文化財調査センター
発行年月日 20190325
作成機関ID 12100
郵便番号 2600814
電話番号 0432665433
住所 千葉市中央区南生実町1210
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 西ノ台遺跡
遺跡名かな にしのだい いせき
本内順位 1
遺跡所在地 千葉市若葉区高品町540-1他
所在地ふりがな ちばしわかばくたかしなちょう540-1ほか
市町村コード 12104
遺跡番号 3569
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353717
東経(世界測地系)度分秒 1400754
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.621388 140.131666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180822-20180302
調査面積(㎡)
123
調査原因 鉄塔建設
遺跡概要
種別
時代
縄文
主な遺構
主な遺物
縄文土器
特記事項 古墳ではなく近現代所産のマウンド状の削り出しだったことが判明
遺跡名 作山古墳群
遺跡名かな さくやまこふんぐん
本内順位 2
遺跡所在地 千葉市中央区仁戸名町397他
所在地ふりがな ちばしちゅうおうくにとなちょう 397ほか
市町村コード 12101
遺跡番号 4086
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353530
東経(世界測地系)度分秒 1400937
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.591666 140.160277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180507-20180514
調査面積(㎡)
128
調査原因 駐車場建設
遺跡概要
種別
集落
古墳
時代
古墳
主な遺構
竪穴住居跡
主な遺物
土師器
特記事項
遺跡名 貝殻畑遺跡
遺跡名かな かいがらばたけ いせき
本内順位 3
遺跡所在地 千葉市花見川区武石町一丁目89-14
所在地ふりがな ちばしはなみがわくたけいしちょういちちょうめ89-14
市町村コード 12102
遺跡番号 1066
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 354004
東経(世界測地系)度分秒 1400340
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.667777 140.061111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180516-20180523
調査面積(㎡)
250
調査原因 宅地造成
遺跡概要
種別
貝塚
時代
縄文
主な遺構
主な遺物
縄文土器
特記事項
種別
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居跡
柱穴
主な遺物
土師器
獣骨
特記事項 掘立柱建物跡を含む地域の拠点的な集落の可能性が高い
平成30年度に、本調査及び報告書の刊行済(12月)
遺跡名 清水遺跡
遺跡名かな しみずいせき
本内順位 4
遺跡所在地 千葉市緑区誉田町二丁目4-1の 一部他
所在地ふりがな ちばしみどりくほんだちょうにちょうめ4-1の いちぶほか
市町村コード 12105
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353242
東経(世界測地系)度分秒 1401725
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.544999 140.290277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180621-20180622
調査面積(㎡)
55
調査原因 長屋住宅建設
遺跡概要
種別
時代
縄文
主な遺構
主な遺物
縄文土器
特記事項
遺跡名 大北遺跡
遺跡名かな おおきたいせき
本内順位 4
遺跡所在地 千葉市中央区宮崎町727-1
所在地ふりがな ちばしちゅうおうくみやざきちょう727-1
市町村コード 12101
遺跡番号 4054
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353515
東経(世界測地系)度分秒 1400839
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.5875 140.144166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20181001-20181005
調査面積(㎡)
33
調査原因 宅地造成
遺跡概要
種別
集落
貝塚
時代
奈良
主な遺構
竪穴住居跡
柱穴
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項 平成30年度に、本調査及び報告書の刊行予定
一辺10mを超える住居跡を検出
遺跡名 馬場遺跡
遺跡名かな ばばいせき
本内順位 6
遺跡所在地 千葉市稲毛区園生町125-1他
所在地ふりがな ちばしいなげくそんのうちょう125-1ほか
市町村コード 12103
遺跡番号 2052
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353901
東経(世界測地系)度分秒 1400602
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.650277 140.100555
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20181116-20181127
調査面積(㎡)
83
調査原因 宅地造成
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴住居跡
主な遺物
縄文土器
特記事項
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居跡
柱穴
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項 方頭型の鉄鏃が出土
種別
集落
時代
近世(細分不明)
主な遺構
主な遺物
鉄鏃
特記事項
遺跡名 花井田遺跡
遺跡名かな はないだいせき
本内順位 7
遺跡所在地 千葉市若葉区更科町1639-1の 一部
所在地ふりがな ちばしわかばくさらしなちょう1639-1の いちぶ
市町村コード 12104
遺跡番号 3336
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353703
東経(世界測地系)度分秒 1401358
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.6175 140.232777
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20181128-20181130
調査面積(㎡)
1000
調査原因 車両置場
遺跡概要
種別
時代
縄文
主な遺構
主な遺物
縄文土器
特記事項
種別
時代
古墳
主な遺構
土坑(埋葬施設)
主な遺物
刀子
特記事項 無墳丘の埋葬施設を検出
遺跡名 藤葉遺跡
遺跡名かな ふじは いせき
本内順位 8
遺跡所在地 千葉市中央区花輪町198-2他
所在地ふりがな ちばしちゅうおうくはなわちょう198-2ほか
市町村コード 12101
遺跡番号 4072
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353432
東経(世界測地系)度分秒 1400909
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.575555 140.1525
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20181203-20181212
調査面積(㎡)
120
調査原因 資材置場
遺跡概要
種別
集落
貝塚
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居跡
柱穴
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項
要約 <西ノ台遺跡>
西ノ台古墳として以前から周知されていた。今回の調査成果で、古墳と考えていた高まり
全てが、古墳時代よりもはるかに新しいものであり、人工的な盛り土ではなく削りだしたものである事がわかった。調査前の目視では、古墳群と見間違うほどに高まりが連なっていたことから、誤認したといえる。尾根上の樹木の生い茂る狭い空間に、古墳群が造営される場合が少なくないことからの先入観が誤認の原因と思われる。
<作山古墳群>
目視できる土塁状の高まりが現代の盛土であることがわかった。また、古墳時代後期の集
落が展開することが明確となった。未掲載の遺物にも6世紀後半から7世紀前半に比定できる土師器が少なくなく、遺構の確認密度も濃いことから、さらに増加する可能性がある。
<貝殻畑遺跡>
見つかった集落は、掘立柱建物跡を含んでおり、竪穴住居跡のみの集落と比較して特別な役割を有する地域の拠点的な集落と考えられる。周辺遺跡の発掘調査事例が多くないこともあり、当該地域の今後を踏まえる上で、重要な資料となるかもしれない。確認調査後、部分的に本調査が実施され、集落の時期が8世紀後葉から9世紀であることが判明した。柱穴は、掘立柱建物となったものが少なくなかった。
<清水遺跡>
縄文時代中期を主体とした遺跡と認識されていたが、早期の撚糸文期の土器片が少なからず含まれていた点は、新しい知見となる。
<大北遺跡>
事業対象域の多くが近現代に削平され、遺構の多くが損壊していたことは残念だったが、残存していた範囲での調査で、奈良時代としては異例の大きさの住居跡を確認できたのは成果である。隣接するマンション建設に伴う平成61年の調査(未報告)で、一辺10mを超す住居跡が調査されており、その住居跡軸線を同じくする大型住居が今回の確認調査で確認されたことから、一連の遺構群であると推定できる。削平された範囲にも多くの遺構が形成されていたであろうことは想像に難くない。
<馬場遺跡>
昭和63年県文化財センター実施の調査成果に準ずる成果となった。縄文時代中期加曽利EⅢ式期などの集落と、奈良・平安時代の集落が北西にも広がっていたことが確認できた。方頭型鉄鏃の出土は、市内では初出であろう。遺構と伴出しなかったので、住居跡内に廃棄されたものか、近くに墓が存在したのか不明だが、特殊な事例と考えられる。
<花井田遺跡>
検出の土坑は、埋葬施設となったが、周辺の土層観察からは墳丘を伴っていたと判断する根拠がなく、無墳丘だったと考えた方が無難である。主たる古墳に対し、古墳周辺に衛星的に営まれる埋葬施設もあるので、この部類に入る遺構と考えられる。
<藤葉遺跡>
谷津遺跡との位置関係や、過去の調査成果、踏査の結果を踏まえると、今回の調査区での遺構の密集は、あまり想定していなかった。その想定に反し、今回の確認調査では、存外の密集度で古墳時代から平安時代にかけての集落が検出された。谷津遺跡の報告書でも指摘されているが、谷津遺跡と藤葉遺跡は同一の大集落として把握すべきであるという指摘は、的確であろう

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