奈良文化財研究所70周年・平城宮跡史跡指定100周年記念特別展「のこった奇跡 のこした軌跡-未来につなぐ平城宮跡-」
permalink : https://sitereports.nabunken.go.jp/event/728
【開催趣旨】
本年は、奈良文化財研究所が設立されてから70年、さらに平城宮跡が史跡に指定されてから100年、特別史跡に指定されてから70年の「記念の年」にあたります。
史跡となった平城宮跡は、100年という歳月を経て大きくその姿を変え、現在を迎えています。奈良文化財研究所を中心にはじまった68年前の発掘調査をきっかけとして、それまで未知の世界であった1,300年前の地下の宮殿の姿が次第に明らかとなってきました。その成果をもとに史跡の指定地が拡大され、地下の遺跡がシェルターの中で公開されたり、往時の姿が地上に再現されたりしてきました。近年は、多くの人々が遺跡に親しむことができるようなイベント等を通じて、さまざまな活用が試みられています。まさに平城宮跡にとっては「激動の100年」であったと言えるでしょう。
史跡指定に向けて大きなうねりが生まれた明治・大正期から、第二次世界大戦直後に至るまでの平城宮跡にまつわる調査・公開、保存運動の歴史については、春の特別展「未来につなぐ平城宮跡-保存運動のあけぼの-」においてお目にかけたところです。それに加え、このたびの企画展では、戦後から現代までの平城宮跡にスポットライトを当てたいと思います。本格的な学術調査によって徐々に姿を現した平城宮跡。奈良文化財研究所における発掘調査の原点のひとつとなりつつも、あまり紹介されたことのなかった第1次調査をはじめ、昭和の初めから発掘調査を継続してきた東大溝(SD2700)の最新調査(第621次調査)に至るまで、成果をトピックとして取り上げるとともに、発掘調査を支えてきたさまざまな分野の専門家集団、奈良文化財研究所の活動についてもご紹介します。
平城宮跡という遺跡が、これほどまでに良い状態で現代までのこされてきた背景には、いくつかの"奇跡"の重なりがあります。本展を通して、調査研究・遺跡の保存・活用に多くの人々が汗を流しつつ歩んできた"軌跡"に想いを馳せ、平城宮跡がたどった数奇の運命に触れていただければ幸いです。
【会 期】
令和4年10月29日(土) ~ 12月11日(日)
11月14日(月)休館
【開館時間】
平城宮いざない館開館時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
入館料無料
【会 場】
平城宮跡歴史公園 平城宮いざない館 企画展示室
【出 品】
平城宮跡出土遺物など 約100点
【関連イベント】
隼人舞上映会&展示解説 10月29日(土)14:00~16:00
【後 援】
文化庁、国土交通省近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所、奈良県教育委員会、奈良市教育委員会、平城宮跡管理センター、平城京 再生プロジェクト 、朝日新聞社、近畿日本鉄道株式会社、奈良交通株式会社
なお、10月15日(土)から11月13日(日)には平城宮跡資料館にて秋期特別展「地下の正倉院展-平城木簡年代記〔クロニクル〕-」も開催されます。
あわせてのご来場をお待ちしております。
チラシのご案内↓
https://repository.nabunken.go.jp/dspace/bitstream/11177/10099/1/20221029.pdf
本年は、奈良文化財研究所が設立されてから70年、さらに平城宮跡が史跡に指定されてから100年、特別史跡に指定されてから70年の「記念の年」にあたります。
史跡となった平城宮跡は、100年という歳月を経て大きくその姿を変え、現在を迎えています。奈良文化財研究所を中心にはじまった68年前の発掘調査をきっかけとして、それまで未知の世界であった1,300年前の地下の宮殿の姿が次第に明らかとなってきました。その成果をもとに史跡の指定地が拡大され、地下の遺跡がシェルターの中で公開されたり、往時の姿が地上に再現されたりしてきました。近年は、多くの人々が遺跡に親しむことができるようなイベント等を通じて、さまざまな活用が試みられています。まさに平城宮跡にとっては「激動の100年」であったと言えるでしょう。
史跡指定に向けて大きなうねりが生まれた明治・大正期から、第二次世界大戦直後に至るまでの平城宮跡にまつわる調査・公開、保存運動の歴史については、春の特別展「未来につなぐ平城宮跡-保存運動のあけぼの-」においてお目にかけたところです。それに加え、このたびの企画展では、戦後から現代までの平城宮跡にスポットライトを当てたいと思います。本格的な学術調査によって徐々に姿を現した平城宮跡。奈良文化財研究所における発掘調査の原点のひとつとなりつつも、あまり紹介されたことのなかった第1次調査をはじめ、昭和の初めから発掘調査を継続してきた東大溝(SD2700)の最新調査(第621次調査)に至るまで、成果をトピックとして取り上げるとともに、発掘調査を支えてきたさまざまな分野の専門家集団、奈良文化財研究所の活動についてもご紹介します。
平城宮跡という遺跡が、これほどまでに良い状態で現代までのこされてきた背景には、いくつかの"奇跡"の重なりがあります。本展を通して、調査研究・遺跡の保存・活用に多くの人々が汗を流しつつ歩んできた"軌跡"に想いを馳せ、平城宮跡がたどった数奇の運命に触れていただければ幸いです。
【会 期】
令和4年10月29日(土) ~ 12月11日(日)
11月14日(月)休館
【開館時間】
平城宮いざない館開館時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
入館料無料
【会 場】
平城宮跡歴史公園 平城宮いざない館 企画展示室
【出 品】
平城宮跡出土遺物など 約100点
【関連イベント】
隼人舞上映会&展示解説 10月29日(土)14:00~16:00
【後 援】
文化庁、国土交通省近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所、奈良県教育委員会、奈良市教育委員会、平城宮跡管理センター、平城京 再生プロジェクト 、朝日新聞社、近畿日本鉄道株式会社、奈良交通株式会社
なお、10月15日(土)から11月13日(日)には平城宮跡資料館にて秋期特別展「地下の正倉院展-平城木簡年代記〔クロニクル〕-」も開催されます。
あわせてのご来場をお待ちしております。
チラシのご案内↓
https://repository.nabunken.go.jp/dspace/bitstream/11177/10099/1/20221029.pdf
主催独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所
連絡先
【お問合せ】開館情報に関するお問合せ:平城宮跡管理センター TEL:0742-36-8780
内容に関するお問合せ:奈良文化財研究所連携推進課 TEL:0742-30-6753