平城宮跡資料館 令和3年度春期特別企画展 第2部「大地鳴動 -大地の知らせる危機と私たちの生活-」
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※注意
奈良県緊急対処措置に基づき、資料館は5月31日まで臨時休館いたします。
春期特別企画展「平城宮跡保存運動のさきがけ」展ならびに「大地鳴動」展は、
4月29日(木)~5月30日(日)までの開催予定でしたが、6月27日(日)まで会期を延長いたします。
なお、状況次第では資料館の臨時休館期間が延長となる場合があります。予めご了承ください。
【開催趣旨】
2021年は兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)から26年目、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)から10年目を迎えます。大きな痛手の癒えぬまま、しかし将来に向かって歩みださねばならない私たちは、多くの犠牲の中に何を学び、活かしていこうとしているのでしょうか。
奈良文化財研究所は、文部科学省科学技術・学術審議会の建議「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画について(2013年11月)」により制定された5か年計画「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画」(測地分科会・地震火山部会次期計画検討委員会、2014年)に従い、地震火山噴火予知研究協議会の一員として、2014年より「考古資料および文献史料からみた過去の地震・火山災害に関する情報の収集とデータベース構築・公開」事業を進めてきました。平成31年1月には、「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画(第2次)の推進について」が建言され、当研究所も「考古・文献資料からみた歴史災害情報の収集とデータベース構築・公開ならびにその地質考古学的解析」事業を新たな5か年計画として展開しています。また、昨年10月には「文化財防災センター」が独立行政法人国立文化財機構に新たに創設され、「文化財を災害からまもる」ことで地域の社会財産と文化への防災・減災に取り組んでいます。
今回の春の特別企画展では、この2つの事業を進める中で発掘調査によって発見された地震痕跡について、地層(土層)転写法によって保存した貴重な剥ぎ取り資料を展示し、改めて私たちの足元で起きている地震災害を考える一助となればと考えております。
自然を掌握し、災害を完全に抑止することは現在の我々には叶いません。しかし災害の発生や被災のメカニズムを解明することで、「相手を識って、自分を理解」し、「事前の備え」を怠らないことで、被災を最小限にとどめることはできるでしょう。今回の企画を通し、人の知識と知恵の宝庫である「歴史」を紐解く、すなわち「温故知新」によって私たちの将来を考えるきっかけとしていただければ幸いです。
【会 期】
2021年4月29日(木・祝)~ 5月30日(日)
月曜休館 ※5月3日は開館、入館無料
開館時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)
【会 場】
平城宮跡資料館企画展示室
※「平城宮跡保存運動のさきがけ -大極殿標木建設式120周年-」と同時開催
【共 催】
独立行政法人国立文化財機構 文化財防災センター
地震・火山噴火予知研究協議会
【後 援】
文化庁、奈良新聞社
【出 品】
平城第530次調査出土地震痕跡
木津川河床底遺跡はぎ取り ほか
奈良県緊急対処措置に基づき、資料館は5月31日まで臨時休館いたします。
春期特別企画展「平城宮跡保存運動のさきがけ」展ならびに「大地鳴動」展は、
4月29日(木)~5月30日(日)までの開催予定でしたが、6月27日(日)まで会期を延長いたします。
なお、状況次第では資料館の臨時休館期間が延長となる場合があります。予めご了承ください。
【開催趣旨】
2021年は兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)から26年目、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)から10年目を迎えます。大きな痛手の癒えぬまま、しかし将来に向かって歩みださねばならない私たちは、多くの犠牲の中に何を学び、活かしていこうとしているのでしょうか。
奈良文化財研究所は、文部科学省科学技術・学術審議会の建議「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画について(2013年11月)」により制定された5か年計画「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画」(測地分科会・地震火山部会次期計画検討委員会、2014年)に従い、地震火山噴火予知研究協議会の一員として、2014年より「考古資料および文献史料からみた過去の地震・火山災害に関する情報の収集とデータベース構築・公開」事業を進めてきました。平成31年1月には、「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画(第2次)の推進について」が建言され、当研究所も「考古・文献資料からみた歴史災害情報の収集とデータベース構築・公開ならびにその地質考古学的解析」事業を新たな5か年計画として展開しています。また、昨年10月には「文化財防災センター」が独立行政法人国立文化財機構に新たに創設され、「文化財を災害からまもる」ことで地域の社会財産と文化への防災・減災に取り組んでいます。
今回の春の特別企画展では、この2つの事業を進める中で発掘調査によって発見された地震痕跡について、地層(土層)転写法によって保存した貴重な剥ぎ取り資料を展示し、改めて私たちの足元で起きている地震災害を考える一助となればと考えております。
自然を掌握し、災害を完全に抑止することは現在の我々には叶いません。しかし災害の発生や被災のメカニズムを解明することで、「相手を識って、自分を理解」し、「事前の備え」を怠らないことで、被災を最小限にとどめることはできるでしょう。今回の企画を通し、人の知識と知恵の宝庫である「歴史」を紐解く、すなわち「温故知新」によって私たちの将来を考えるきっかけとしていただければ幸いです。
【会 期】
2021年4月29日(木・祝)~ 5月30日(日)
月曜休館 ※5月3日は開館、入館無料
開館時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)
【会 場】
平城宮跡資料館企画展示室
※「平城宮跡保存運動のさきがけ -大極殿標木建設式120周年-」と同時開催
【共 催】
独立行政法人国立文化財機構 文化財防災センター
地震・火山噴火予知研究協議会
【後 援】
文化庁、奈良新聞社
【出 品】
平城第530次調査出土地震痕跡
木津川河床底遺跡はぎ取り ほか
主催独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所
連絡先
【お問合せ】TEL:0742-30-6753 FAX:0742-30-6750(奈良文化財研究所連携推進課)