[ 講演会 ]
2025-08-18 〜 2025-08-19
奈良県
遺跡地図GISの現在地
permalink : https://sitereports.nabunken.go.jp/event/1510
JSPS24K00142 古代寺院3DGIS科研研究集会#3
遺跡地図GISの現在地
主催:古代寺院3DGIS科研*、奈良文化財研究所文化財情報研究室
後援:国分寺市教育委員会
日時:2025年8月18日(月):研究集会、19日(火):ハンズオンワークショップ
参加費:無料
会場:奈良文化財研究所平城宮跡資料館講堂 ※18日研究集会のみオンライン併用
定員:研究集会(18日)会場80名(うち学生30名)、オンライン90名(うち学生30名)
ハンズオンワークショップ(19日)会場30名(うち学生15名) ※オンライン配信はありません
対象:文化財行政担当者、学生、考古学・歴史学研究者
※ハンズオンワークショップに参加される方はQGISをインストール済みのコンピュータが必要です
行動規範:古代寺院3D-GIS科研グループによるイベントでは行動規範を提示しています。参加される方は、ご確認いただき、規範に沿って行動されるようお願いいたします(古代寺院3D-GIS科研研究グループページをご参照ください)
バリアフリー:会場の設備に準じます。こちらからご確認ください ※お子様連れの参加を歓迎します
注意事項:8月18日(月)は平城宮跡資料館の展示は休館です。会場の講堂にのみ立入可能です。ご注意ください
開催趣旨:
考古遺跡は、土地に直接刻まれた過去の人類社会の営為の痕跡であり、文字史料の乏しい古代史研究において「どこで」に関する情報の基盤です。特に古代東国では、文字史料の記録・編纂が遠く離れた畿内中心で行われていたことから、考古遺跡記録の現地性が注目されます。一方で、「いつ」「誰が」「何を」「なぜ」に関する具体性、情報密度の点では個別遺跡の記録は文字史料に及日ません。それを補うことができる網羅性が、考古遺跡記録のもう一つの特徴であると考えます。
日本では、自治体ごとに遺跡地図・台帳が整備されています。これは約60万件とされる考古遺跡の所在・範囲と時代、種別を含む考古学ビッグデータです。発掘調査が行われた遺跡・地点については、報告書の抄録データ約22万7千件が全国文化財総覧に集積されています。これは遺跡地図・台帳よりさらに解像度の高いデータセットです。これらをGISに統合し、さらに発掘調査等で得られる遺構配置・形状・層位・時期などを組み込むことで、古代史研究における計量的・データサイエンス的アプローチが可能になるでしょう。科研費基盤研究(B)「考古学ビッグデータの統合と3D-GISによる古代寺院立地・造営・景観論」が目指すその方法論の可能性について、研究期間2年目の進捗を報告し、今後の展開について議論します。
なお実際のデータとその取り扱いについてのハンズオンワークショップも別途(8月19日)に開催します。
プログラム
8/18 研究集会
10時30分 開場
10時55分 開会挨拶 高田祐一(奈良文化財研究所文化財情報研究室)
11時00分 趣旨説明「考古学・古代史研究のベースレジストリとしての遺跡地図」野口 淳(公立小松大学次世代考古学研究センター)
11時30分 報告1 「国分寺市遺跡GISの構想と構築、現状と課題」寺前めぐみ(国分寺市教育委員会)
12時00分 昼食休憩
13時00分 報告2 「遺跡地図公開の現状と文化財総覧webGIS」高田祐一
13時30分 報告3 「遺跡地図GISと文化財総覧データの連携」武内樹治(奈良文化財研究所文化財情報研究室)
14時00分 休憩
14時15分 パネルディスカッション パネラー:寺前めぐみ、高田祐一、武内樹治、瀬戸寿一 司会:野口 淳
14時20分 コメント(TBA) 瀬戸寿一(駒澤大学文学部)
14時40分 ディスカッション(会場質疑含む)
15時55分 閉会挨拶
16時00分 終了
8/19 ハンズオンワークショップ
9時30分 開場
10時00分 アイスブレイク・ハンズオン準備
10時20分 GISの基本とQGISの基本操作(武内樹治)
・GISデータとCRS
・QGISの基本操作
・タイル地図の読み込みと表示
・ベクタデータの読み込みと表示(行政区域・河川・地形区分)
11時00分 広域遺跡地図データ・抄録データの利用(武内樹治)
・配布遺跡地図・抄録データ(CSV)の読み込みと表示
・フィルタ、統計等
11時50分 昼食休憩
12時50分 詳細遺跡地図データの利用(野口 淳)
・配布遺跡地図データ(gpkg)の読み込みと表示
・検索、フィルタ
13時20分 意見交換・ラップアップ
14時00分 終了
※日本学術振興会科学研究費基盤研究(B)24K00142「考古学ビッグデータの統合と3D-GISによる古代寺院立地・造営・景観論」(研究代表者:野口 淳)
遺跡地図GISの現在地
主催:古代寺院3DGIS科研*、奈良文化財研究所文化財情報研究室
後援:国分寺市教育委員会
日時:2025年8月18日(月):研究集会、19日(火):ハンズオンワークショップ
参加費:無料
会場:奈良文化財研究所平城宮跡資料館講堂 ※18日研究集会のみオンライン併用
定員:研究集会(18日)会場80名(うち学生30名)、オンライン90名(うち学生30名)
ハンズオンワークショップ(19日)会場30名(うち学生15名) ※オンライン配信はありません
対象:文化財行政担当者、学生、考古学・歴史学研究者
※ハンズオンワークショップに参加される方はQGISをインストール済みのコンピュータが必要です
行動規範:古代寺院3D-GIS科研グループによるイベントでは行動規範を提示しています。参加される方は、ご確認いただき、規範に沿って行動されるようお願いいたします(古代寺院3D-GIS科研研究グループページをご参照ください)
バリアフリー:会場の設備に準じます。こちらからご確認ください ※お子様連れの参加を歓迎します
注意事項:8月18日(月)は平城宮跡資料館の展示は休館です。会場の講堂にのみ立入可能です。ご注意ください
開催趣旨:
考古遺跡は、土地に直接刻まれた過去の人類社会の営為の痕跡であり、文字史料の乏しい古代史研究において「どこで」に関する情報の基盤です。特に古代東国では、文字史料の記録・編纂が遠く離れた畿内中心で行われていたことから、考古遺跡記録の現地性が注目されます。一方で、「いつ」「誰が」「何を」「なぜ」に関する具体性、情報密度の点では個別遺跡の記録は文字史料に及日ません。それを補うことができる網羅性が、考古遺跡記録のもう一つの特徴であると考えます。
日本では、自治体ごとに遺跡地図・台帳が整備されています。これは約60万件とされる考古遺跡の所在・範囲と時代、種別を含む考古学ビッグデータです。発掘調査が行われた遺跡・地点については、報告書の抄録データ約22万7千件が全国文化財総覧に集積されています。これは遺跡地図・台帳よりさらに解像度の高いデータセットです。これらをGISに統合し、さらに発掘調査等で得られる遺構配置・形状・層位・時期などを組み込むことで、古代史研究における計量的・データサイエンス的アプローチが可能になるでしょう。科研費基盤研究(B)「考古学ビッグデータの統合と3D-GISによる古代寺院立地・造営・景観論」が目指すその方法論の可能性について、研究期間2年目の進捗を報告し、今後の展開について議論します。
なお実際のデータとその取り扱いについてのハンズオンワークショップも別途(8月19日)に開催します。
プログラム
8/18 研究集会
10時30分 開場
10時55分 開会挨拶 高田祐一(奈良文化財研究所文化財情報研究室)
11時00分 趣旨説明「考古学・古代史研究のベースレジストリとしての遺跡地図」野口 淳(公立小松大学次世代考古学研究センター)
11時30分 報告1 「国分寺市遺跡GISの構想と構築、現状と課題」寺前めぐみ(国分寺市教育委員会)
12時00分 昼食休憩
13時00分 報告2 「遺跡地図公開の現状と文化財総覧webGIS」高田祐一
13時30分 報告3 「遺跡地図GISと文化財総覧データの連携」武内樹治(奈良文化財研究所文化財情報研究室)
14時00分 休憩
14時15分 パネルディスカッション パネラー:寺前めぐみ、高田祐一、武内樹治、瀬戸寿一 司会:野口 淳
14時20分 コメント(TBA) 瀬戸寿一(駒澤大学文学部)
14時40分 ディスカッション(会場質疑含む)
15時55分 閉会挨拶
16時00分 終了
8/19 ハンズオンワークショップ
9時30分 開場
10時00分 アイスブレイク・ハンズオン準備
10時20分 GISの基本とQGISの基本操作(武内樹治)
・GISデータとCRS
・QGISの基本操作
・タイル地図の読み込みと表示
・ベクタデータの読み込みと表示(行政区域・河川・地形区分)
11時00分 広域遺跡地図データ・抄録データの利用(武内樹治)
・配布遺跡地図・抄録データ(CSV)の読み込みと表示
・フィルタ、統計等
11時50分 昼食休憩
12時50分 詳細遺跡地図データの利用(野口 淳)
・配布遺跡地図データ(gpkg)の読み込みと表示
・検索、フィルタ
13時20分 意見交換・ラップアップ
14時00分 終了
※日本学術振興会科学研究費基盤研究(B)24K00142「考古学ビッグデータの統合と3D-GISによる古代寺院立地・造営・景観論」(研究代表者:野口 淳)
主催日本学術振興会科学研究費基盤研究(B)24K00142「考古学ビッグデータの統合と3D-GISによる古代寺院立地・造営・景観論」(研究代表者:野口 淳)