令和6年度調査成果発表会「2024いちのへ縄文最前線！」

　2024年度に行った発掘調査や調査研究により、新たに明らかになった一戸町の縄文研究の最新調査成果を分かりやすくご紹介します。

【開催日時】
令和7年度2月22日（土）
13：00～15：30

【開催場所】
御所野縄文博物館　会議室
（岩手県二戸郡一戸町岩舘字御所野2）

※事前申込不要
※入場無料


【プログラム】
■13：00～　開会行事

■13：05～　御所野愛護少年団の調査活動
　　　　　　内容：御所野愛護少年団（一戸南小学校5年生）が、土器・土偶・植物の3つのテーマについて
　　　　　　　　　調査した内容を発表します。

■13：30～　馬場平遺跡の発掘調査
　　　　　　内容：一戸町では４年ぶりとなる発掘調査を行いました。御所野遺跡の西側に隣接する馬場平
　　　　　　　　　遺跡から見つかった、御所野遺跡と同時期の竪穴建物跡（縄文時代中期）5棟などの調査
　　　　　　　　　内容を報告します。

■13：50～　復元土屋根竪穴建物の修理
　　　　　　内容：今年度は、西ムラの大型建物の屋根の応急修理を行いました。屋根の観察日記や建物内部の
　　　　　　　　　温湿度調査からみえてきた土屋根竪穴建物の現状と修理内容について報告します。

■14：20～　講演「山井遺跡出土の籃胎漆器の新発見！～縄文のかごづくりの知識と技術～」
　　　　　　講師：小久保拓也氏（八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館　副参事）
　　　　　　内容：山井遺跡からは籃胎漆器と呼ばれる、かごに漆を塗った容器が見つかっています。
　　　　　　　　　縄文時代の編組技術を解明するため、この籃胎漆器をⅩ線CTを用いて調べたところ、
　　　　　　　　　縄文人がかごを修理した痕跡が明らかに！縄文時代のかごづくりや漆塗りの技術など
　　　　　　　　　についてもお話しいただきます。

■15：20～　閉会行事



【特別展示】
　開催に合わせて、2月22日前後には、調査成果発表で紹介される、山井遺跡の藍胎漆器や馬場平遺跡から出土した遺物を特別展示いたします。
　これらは普段非公開の貴重な資料です。
　みなさま、お誘い合わせの上ぜひお越しください。心よりお待ちしております。