安城市下懸遺跡・惣作遺跡出土の木簡について
永井 邦仁
平成20・21 年度の発掘調査で、安城市に所在する下懸遺跡と惣作遺跡からそれぞれ1 点ずつ出土した木簡について報告する。両木簡は奈良時代の可能性が高く、前者が文書木簡で後者が習書木簡と分類される。特に後者については人名「呉部足国」が記されており、西三河地域の古代史に重要な資料を提供したものといえる。
永井邦仁 2011「安城市下懸遺跡・惣作遺跡出土の木簡について」 『研究紀要』
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/22520
